定義済みワークシート関数について¶
SpreadCell.formula プロパティでは、セルの数式に定義済みのワークシート関数を使用することができます。
以下の関数が使用可能です。
数学/三角関数¶
関数定義 |
戻り値 |
説明 |
---|---|---|
ABS(数値or式) |
数値 |
数値の絶対値 |
ACOS(数値) |
数値 |
数値のアークコサイン |
ACOSH(数値) |
数値 |
数値の双曲線逆余弦(ハイパーボリック コサインの逆関数) |
ASIN(数値) |
数値 |
数値のアークサイン |
ASINH(数値) |
数値 |
数値の双曲線逆正弦(ハイパーボリック サインの逆関数) |
ATAN(数値) |
数値 |
数値のアークタンジェント |
ATAN2(x座標, y座標) |
数値 |
x座標- y座標のアークタンジェント |
ATANH(数値) |
数値 |
数値の双曲線逆正接(ハイパーボリック タンジェントの逆関数) |
CEILING(数値, 基準値) |
数値 |
基準値の倍数のうち最も近い値に数値を切り上げ |
COMBIN(総数, 個数) |
数値 |
総数から個数を選択するときの組み合わせの数 |
COS(数値) |
数値 |
数値のコサイン |
COSH(数値) |
数値 |
数値の双曲線余弦(ハイパーボリック コサイン) |
DEGREES(角度) |
数値 |
角度(ラジアン単位)を度単位に変換 |
EVEN(数値) |
数値 |
数値を最も近い偶数に切り上げ |
EXP(数値) |
数値 |
eを底とする数値のべき乗 |
FACT(数値) |
数値 |
数値の階乗 |
FLOOR(数値, 基準値) |
数値 |
基準値の倍数のうち最も近い値に数値を切り捨て |
INT(数値) |
数値 |
数値を最も近い整数に切り捨て |
LN(数値) |
数値 |
数値の自然対数 |
LOG(数値[, x]) |
数値 |
xを底とする数値の対数 |
LOG10(数値) |
数値 |
10を底とする数値の対数 |
MOD(数値, 除数) |
数値 |
数値を除数で割ったときの剰余 |
ODD(数値) |
数値 |
数値を最も近い奇数に切り上げ |
PI() |
数値 |
円周率(3.1415926536) |
POWER(数値, 指数) |
数値 |
数値を底とする指数のべき乗 |
PRODUCT(2個以上の値 or 1個以上の配列) |
数値 |
すべての引数値の積 |
RADIANS(角度) |
数値 |
角度(度単位)をラジアン単位に変換 |
RAND() |
数値 |
0以上1未満の乱数 |
ROUND(数値, 桁数) |
数値 |
数値を桁数になるように四捨五入 |
ROUNDDOWN(数値, 桁数) |
数値 |
数値を桁数になるように切り捨て |
ROUNDUP(数値, 桁数) |
数値 |
数値を桁数になるように切り上げ |
SIGN(参照or値or式) |
数値 |
数値の正負(正は1、0は0、負は-1) |
SIN(数値) |
数値 |
数値のサイン |
SINH(数値) |
数値 |
数値の数値の双曲線正弦(ハイパーボリック サイン) |
SQRT(数値) |
数値 |
数値の正の平方根 |
SUM(2個以上の数値 or 1個以上の配列) |
数値 |
すべての引数値の合計 |
SUMIF(範囲, 検索条件[, 合計範囲]) |
数値 |
範囲内の検索条件に一致する数値の合計を求める |
SUMSQ(2個以上の値 or 1個以上の配列) |
数値 |
すべての引数値の2乗の和(平方和) |
TAN(数値) |
数値 |
数値のタンジェント |
TANH(数値) |
数値 |
数値の双曲線正接(ハイパーボリック タンジェント) |
TRUNC(数値[, 桁数]) |
数値 |
数値の小数部分を桁数になるように切り捨て |
論理関数¶
関数定義 |
戻り値 |
説明 |
---|---|---|
AND(2個以上の値 or 1個以上の配列 or 1個以上の式) |
ブール値 |
すべての引数値がTRUEの場合はTRUE、それ以外はFALSEを返します。引数の個数は255個まで |
FALSE() |
ブール値 |
FALSEを返します。 |
IF(式 or 値, 真の場合の値, 偽の場合の値) |
任意 |
論理式がTRUEの場合は真の値、FALSEの場合は偽の値を返します。 |
NOT(値 or 式) |
ブール値 |
論理式を逆にします。 |
OR(2個以上の値 or 1個以上の配列 or 1個以上の式) |
ブール値 |
いずれかの引数値がTRUEの場合はTRUE、それ以外はFALSEを返します。引数の個数は255個まで |
TRUE() |
ブール値 |
TRUEを返します。 |
統計関数¶
関数定義 |
戻り値 |
説明 |
---|---|---|
AVERAGE(2個以上の値 or 1個以上の配列) |
数値 |
すべての引数値の平均値を返します。 |
COUNT(配列 or 2個以上の値) |
数値 |
範囲の数値データのセルを数えます。 |
COUNTA(配列 or 2個以上の値) |
数値 |
範囲の文字や数値、式などのデータが入力されているセルを数えます。未入力セルは数えません。 |
COUNTIF(範囲, 検索条件) |
数値 |
範囲から検索条件に合うセルを数えます。 |
MAX(2個以上の値 or 1個以上の配列) |
数値 |
すべての引数値から最大値を返します。 |
MEDIAN(2個以上の値 or 1個以上の配列) |
数値 |
すべての引数値の中央値を返します。 |
MIN(2個以上の値 or 1個以上の配列) |
数値 |
すべての引数値から最小値を返します。 |
MODE(2個以上の値 or 1個以上の配列) |
数値 |
すべての引数値から最も頻繁に出現する値を返します。 |
PERMUT(標本数, 抜き取り数) |
数値 |
標本数から抜き取り数の選択する場合の順序の数を返します。 |
RANK(数値, 範囲 [, 順序]) |
数値 |
範囲から数値が何番目に位置するかを返します。順序が0の場合は降順、それ以外は昇順です。 |
STDEV(数値1, 数値2, ...) |
数値 |
すべての引数値を標本とみなし、母集団の標準偏差を返します。 |
STDEVP(数値1, 数値2, ...) |
数値 |
すべての引数値を母集団全体とみなし、母集団の標準偏差を返します。 |
STEYX(array_dep,array_ind) |
数値 |
個別の x に対する y の予測値の標準誤差を返します。 標準誤差とは、x 値に対して予測される y 値の誤差の量を表す指標です。 |
VAR(2個以上の値 or 1個以上の配列) |
数値 |
すべての引数値を標本とみなし、母集団の分散を返します。 |
VARP(2個以上の値 or 1個以上の配列) |
数値 |
すべての引数値を母集団全体とみなし、母集団の分散を返します。 |
文字関数¶
関数定義 |
戻り値 |
説明 |
---|---|---|
CHAR(数値) |
文字列 |
数値に対応する文字を返します。 |
CLEAN(文字列) |
文字列 |
文字列から印刷できない文字を削除します。 |
CODE(文字列) |
数値 |
文字列の先頭文字を数値コードで返します。 |
CONCATENATE(文字列1, 文字列2, ...) |
文字列 |
すべての引数値を結合して1つの文字列にまとめます。 |
EXACT(文字列1, 文字列2) |
ブール値 |
文字列1と文字列2が等しければTRUE、それ以外はFALSEを返します。 |
FIND(検索文字列, 対象 [, 開始位置]) |
数値 |
対象の開始位置以降にある検索文字列を検索して文字の位置を返します。戻り値は文字数。 |
FINDB(検索文字列, 対象 [, 開始位置]) |
数値 |
対象の開始位置以降にある検索文字列を検索して文字の位置を返します。戻り値はバイト数。 |
LEFT(文字列 [, 文字数]) |
文字列 |
文字列の先頭から文字数の文字を返します。 |
LEFTB(文字列, [バイト数]) |
文字列 |
文字列の先頭からバイト数の文字を返します。 |
LEN(文字列) |
数値 |
文字列の文字数を返します。 |
LENB(文字列) |
数値 |
文字列のバイト数を返します。 |
LOWER(文字列) |
文字列 |
文字列を小文字に変換します。 |
MID(文字列, 開始位置, 文字数) |
文字列 |
文字列の開始位置から文字数の文字を返します。 |
MIDB(文字列, 開始位置, バイト数) |
文字列 |
文字列の開始位置からバイト数の文字を返します。 |
PROPER(文字列) |
文字列 |
文字列の全英単語の先頭文字を大文字に変換します。 |
REPLACE(文字列, 開始位置, 文字数, 置換文字列) |
文字列 |
文字列の開始位置から文字数の文字を置換文字列に置き換えます。 |
REPLACEB(文字列, 開始位置, バイト数, 置換文字列) |
文字列 |
文字列の開始位置からバイト数の文字を置換文字列に置き換えます。 |
REPT(文字列, 繰り返し回数) |
文字列 |
文字列を繰り返し回数だけ繰り返して表示します。 |
RIGHT(文字列 [, 文字数]) |
文字列 |
文字列の右端から文字数の文字を返します。 |
RIGHTB(文字列[,バイト数]) |
文字列 |
文字列の右端からバイト数の文字を返します。 |
SUBSTITUTE(文字列, 検索文字列, 置換文字列 [, 置換対象]) |
文字列 |
文字列内の検索文字列を置換文字列に置き換えます。
置換対象を指定した場合、その位置の文字列のみ置き換えます。
|
TRIM(文字列) |
文字列 |
文字列から余分なスペースを削除します。 |
UPPER(文字列) |
文字列 |
文字列を大文字に変換します。 |
日付/時刻関数¶
関数定義 |
戻り値 |
説明 |
---|---|---|
DATE(年, 月, 日) |
DateTime |
年、月、日に対応する連続値を返します。 |
DAY(日付) |
数値 |
連続値の表す日付から日(1~31)を返します。 |
HOUR(日付 or TimeSpan ) |
数値 |
連続値の表す時刻から時間(0~23)を返します。 |
MINUTE(日付 or TimeSpan) |
数値 |
連続値の表す時刻から分(0~59)を返します。 |
MONTH(日付) |
数値 |
連続値の表す日付から月(1~12)を返します。 |
NOW() |
DateTime |
現在の日付と時刻を表す連続値を返します。 |
SECOND(日付 or TimeSpan) |
数値 |
連続値の表す時刻から秒(0~59)を返します。 |
TIME(時, 分, 秒) |
TimeSpan |
時、分、秒に対応する連続値を返します。 |
TODAY() |
DateTime |
現在の日付を表す連続値を返します。 |
WEEKNUM(日付 or TimeSpan[, 種類]) |
数値 |
指定の日付がその年の何週目に当たるかを表す数値を返します。種類が1の場合は1週間を日曜から開始、2の場合は1週間を月曜から開始とします。
Excelの場合は種類に追加して、11の場合は月曜から、12の場合は火曜から、~、17の場合日曜から、21の場合は月曜から開始でISO8601方式。
|
YEAR(日付) |
数値 |
連続値の表す日付から年を返します。 |
財務関数¶
関数定義 |
戻り値 |
説明 |
---|---|---|
DB(取得価額, 残存価額, 耐用年数, 期間[, 月数]) |
数値 |
定率法を使用して、特定の期の資産の減価償却費を算出します。 |
DDB(取得価額, 残存価額, 耐用年数, 期間[, 減価償却率]) |
数値 |
倍額定率法を使用して、特定の期の資産の減価償却費を算出します。 |
FV(利率, 合計支払回数, 毎回の支払額[, 現在価値[, 支払期日]]) |
数値 |
指定した引数を条件とし、投資の将来価値を算出します。 |
NPER(利率, 毎回の支払額, 現在価値[, 将来価値][, 支払期日]) |
数値 |
指定した引数を条件とし、投資に必要な期間(支払回数)を算出します |
PMT(利率, 合計支払回数, 現在価値[, 将来価値][, 支払期日]) |
数値 |
指定した引数を条件とし、投資にかかる定期支払額を返します。 |
PV(利率, 合計支払回数, 毎回の支払額[, 将来価値[, 支払期日]]) |
数値 |
指定した引数を条件とし、投資の現在価値を算出します。 |
SLN(取得価額, 残存価額, 耐用年数) |
数値 |
定額法を使用して、1期あたりの資産の減価償却費を算出します。 |
SYD(取得価額, 残存価額, 耐用年数, 期間) |
数値 |
定額逓減法を使用して、特定の期の資産の減価償却費を算出します。 |
情報関数¶
関数定義 |
戻り値 |
説明 |
---|---|---|
ISBLANK(セル参照 or 値 or 数式) |
ブール値 |
値が空白の場合はTRUE、それ以外はFALSEを返します。 |
ISEVEN(セル参照 or 値 or 数式) |
ブール値 |
値が偶数の場合はTRUE、それ以外はFALSEを返します。 |
ISNONTEXT(セル参照 or 値 or 数式) |
ブール値 |
値がテキスト以外の場合はTRUE、それ以外はFALSEを返します。 |
ISNUMBER(セル参照 or 値 or 数式) |
ブール値 |
値が数値の場合はTRUE、それ以外はFALSEを返します。 |
ISODD(セル参照 or 値 or 数式) |
ブール値 |
値が奇数の場合はTRUE、それ以外はFALSEを返します。 |
ISREF(セル参照 or 値 or 数式) |
ブール値 |
値が他のセルへの参照の場合はTRUE、それ以外はFALSEを返します。 |
ISTEXT(セル参照 or 値 or 数式) |
ブール値 |
値が文字列の場合はTRUE、それ以外はFALSEを返します。 |