API version 1

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CsvDocument

CSVデータを保持するクラスです。

CsvDocumentクラスには以下の特徴があります。

  1. 1個のCsvDocumentオブジェクトにすべてのセルデータが格納され、軽量です。

  2. 行、列とも自由に追加、削除ができます。

  3. ソートやマージ、ファイル入出力が可能です。

行や列を番号で指定する場合、上端の行が「0」で、下端の行は「行の数(rowsプロパティ値)-1」になります。

また、左端の列が「0」で、右端の列は「列の数(columnsプロパティ値)-1」になります。

条件キーの指定

findloadparsereplacesavesplicetoStringメソッドでは入力/出力を行う行を条件指定することができますが、その書式は 「<列指定> [<比較型>] <演算子> <比較値>」の組になっており、各列は下記の意味と解釈されます。

複数の条件を指定した場合は、全ての条件に合致した行が処理されます。

列指定

検索キーとなる列を指定します。

指定内容

意味

数値

0から始まる列番号

[列名]

列名

比較型

比較するデータの型を指定します。

指定内容

意味

n または N

数値として比較

省略時

文字列として比較

演算子

比較方法を指定します。

指定内容

意味

==

カラム指定値と比較値が等しい

!=

カラム指定値と比較値が異なる

>

カラム指定値が比較値より大きい

>=

カラム指定値が比較値より大きいまたは等しい

<

カラム指定値が比較値より小さい

<=

カラム指定値が比較値より小さいまたは等しい

比較値

比較対象の値を指定します。

指定内容

意味

[列番号]

同じ行の別の列と比較します。

それ以外

指定した値と比較します。

指定例

内容

"0==A"

1列目がAになっている行に合致します。

"1n>100"

2列目が数値として100より大きい行に合致します。

"2==[3]"

3列目と4列目が文字列として等しい行に合致します。

"[value]n!=5"

列名「value」の列が数値として5と異なる行に合致します。