API version 1

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loadText

readerオブジェクトからテキストファイルを読み込みます。

SpreadRange オブジェクトをクリア後、テキストファイルを読み込みます。

引数には、テキストファイル内でのデータ区切り文字(デリミタ)を指定する必要があります。

列デリミタは、列の区切り文字として使用されます。
行デリミタは、行の区切り文字として使用されます。

セルデリミタは、セルデータの前後に付与されていると見なす文字です。セルデータ中に指定された文字が続けて出現した場合は、その文字がセルデータ内にあると識別します。


例:
セルデリミタに二重引用符(")が指定されている場合
"セルデータ""日付"""
は、「セルデータ"日付"」として値が設定されます。

読み込んだセルデータがイコール(=)で始まる場合は、数式としてセルの formula プロパティに設定されます。それ以外の場合は value プロパティに設定されます。

LOAD_CLEARDATAONLYを指定した場合、セルのスタイルはクリアされません。指定しない場合は、セルのスタイルと値がクリアされます。

loadText メソッドでは、矩形範囲をクリア後、readerオブジェクトの内容を矩形範囲の各セルに設定します。そのため、readerオブジェクトの範囲外の矩形範囲に設定されていたデータはメソッド実行時にクリアされます。

各セルの値は、テキストが数字列で小数点ありの場合はNumber型、小数点なしの場合はInteger型、それ以外はString型になります。

また、読み込み元の矩形範囲が readerオブジェクトの内容よりも狭い場合、はみ出た部分は無視されます。

呼出形式一覧

呼出形式

説明

void loadText(readable reader, string cellDelim, string colDelim, string rowDelim, integer flags)

readerオブジェクトからテキストファイルを読み込みます。

戻り値一覧

戻り値

説明

void

なし

引数一覧

引数

説明

reader

読み込み元のreadableオブジェクト

cellDelim

セルデリミタを表す文字列。空白文字列が指定された場合は二重引用符(")となります。

colDelim

列デリミタを表す文字列。空白文字列が指定された場合はタブコードとなります。

rowDelim

行デリミタを表す文字列。空白文字列が指定された場合は、改行コードとなります。

flags

ファイルの読み込み方法
以下の値の組み合わせを指定します。

定数

動作

Spread.LOAD_NOHEADERS

0

ヘッダのタイトルを設定しない

Spread.LOAD_COLUMNHEADERS

1

テキストファイルの1行目を列ヘッダのタイトルに設定する

Spread.LOAD_ROWHEADERS

2

テキストファイルの1列目を行ヘッダのタイトルに設定する

Spread.LOAD_CLEARDATAONLY

4

テキストファイルの読み込み時に値を消去する(スタイルは維持)

例外

識別子

説明

CRS::Common::Core-2:1

有効なreadableオブジェクトが指定されていません

関連項目



使用例 CRSダウンロード ダウンロード(SpreadRange_sample01.txt)

Form SpreadRange_loadText {
   x = 0;
   y = 0;
   width = 800;
   height = 600;

   Spread spread1 {
           x = 8;
           y = 8;
           width = 640;
           height = 440;

           spread1 << CSV {
                   1,2,3,4,5,6,7,8,9,10
                   1,2,3,4,5,6,7,8,9,10
                   1,2,3,4,5,6,7,8,9,10
                   1,2,3,4,5,6,7,8,9,10
                   1,2,3,4,5,6,7,8,9,10
           };

           maxColumns = 20;
           maxRows = 20;
   }

   Button button1 {
           x = 664;
           y = 32;
           width = 112;
           height = 32;
           title = "実行";
           function onTouch(e) {
                   var file = FileSystem.openDialog("loadText", "テキストファイル(*.txt)", "*.txt", "");
                   if (file.isValid) {
                           #A1:F3の範囲及び両ヘッダにfileオブジェクトからデータを読み込み値を設定します
                           ^.spread1.range("A1:F3").loadText(file,"","","",Spread.LOAD_COLUMNHEADERS+ Spread.LOAD_ROWHEADERS);
                   }
           }
   }
}