API version 1
- 2
loadText¶
readerオブジェクトからテキストファイルを読み込みます。
SpreadRange オブジェクトをクリア後、テキストファイルを読み込みます。
引数には、テキストファイル内でのデータ区切り文字(デリミタ)を指定する必要があります。
セルデリミタは、セルデータの前後に付与されていると見なす文字です。セルデータ中に指定された文字が続けて出現した場合は、その文字がセルデータ内にあると識別します。
読み込んだセルデータがイコール(=)で始まる場合は、数式としてセルの formula プロパティに設定されます。それ以外の場合は value プロパティに設定されます。
LOAD_CLEARDATAONLYを指定した場合、セルのスタイルはクリアされません。指定しない場合は、セルのスタイルと値がクリアされます。
loadText メソッドでは、矩形範囲をクリア後、readerオブジェクトの内容を矩形範囲の各セルに設定します。そのため、readerオブジェクトの範囲外の矩形範囲に設定されていたデータはメソッド実行時にクリアされます。
各セルの値は、テキストが数字列で小数点ありの場合はNumber型、小数点なしの場合はInteger型、それ以外はString型になります。
また、読み込み元の矩形範囲が readerオブジェクトの内容よりも狭い場合、はみ出た部分は無視されます。
呼出形式一覧
呼出形式 |
説明 |
---|---|
void loadText(readable reader, string cellDelim, string colDelim, string rowDelim, integer flags) |
readerオブジェクトからテキストファイルを読み込みます。 |
戻り値一覧
戻り値 |
説明 |
---|---|
void |
なし |
引数一覧
引数 |
説明 |
|||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
reader |
読み込み元のreadableオブジェクト |
|||||||||||||||
cellDelim |
セルデリミタを表す文字列。空白文字列が指定された場合は二重引用符(")となります。 |
|||||||||||||||
colDelim |
列デリミタを表す文字列。空白文字列が指定された場合はタブコードとなります。 |
|||||||||||||||
rowDelim |
行デリミタを表す文字列。空白文字列が指定された場合は、改行コードとなります。 |
|||||||||||||||
flags |
ファイルの読み込み方法
以下の値の組み合わせを指定します。
|
例外
識別子 |
説明 |
---|---|
CRS::Common::Core-2:1 |
有効なreadableオブジェクトが指定されていません |
関連項目
使用例
CRSダウンロード
ダウンロード(SpreadRange_sample01.txt)
Form SpreadRange_loadText {
x = 0;
y = 0;
width = 800;
height = 600;
Spread spread1 {
x = 8;
y = 8;
width = 640;
height = 440;
spread1 << CSV {
1,2,3,4,5,6,7,8,9,10
1,2,3,4,5,6,7,8,9,10
1,2,3,4,5,6,7,8,9,10
1,2,3,4,5,6,7,8,9,10
1,2,3,4,5,6,7,8,9,10
};
maxColumns = 20;
maxRows = 20;
}
Button button1 {
x = 664;
y = 32;
width = 112;
height = 32;
title = "実行";
function onTouch(e) {
var file = FileSystem.openDialog("loadText", "テキストファイル(*.txt)", "*.txt", "");
if (file.isValid) {
#A1:F3の範囲及び両ヘッダにfileオブジェクトからデータを読み込み値を設定します
^.spread1.range("A1:F3").loadText(file,"","","",Spread.LOAD_COLUMNHEADERS+ Spread.LOAD_ROWHEADERS);
}
}
}
}