API version 1
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Chart¶
高機能グラフを表現するクラスです。
折れ線グラフ、円グラフ、棒グラフ、散布図など様々な種類のグラフを表現することができます。
Chartクラスでは全ての種類のグラフの、軸、凡例、データ系列などのグラフの基本的な情報を管理することができます。
コンストラクタによる初期化時にチャートの種類を指定します。
チャートの種類とは、各グラフの基本的な性質をもとにいくつかのグラフの種類をまとめた集まりのことです。
指定した種類ごとに、Chartオブジェクトで扱えるグラフの種類が異なることに注意してください。
典型的な利用方法¶
- チャートの種類を指定して初期化し、どのようなグラフを表示させるかを決定します。
- 初期化すると対応する種類のデータ系列を追加できるため、追加したいデータ系列を指定します。
- データ系列にデータを追加します。データの追加は ChartSeries.load メソッドが便利です。
- 最後に、 relayout メソッドを呼んでデータの表示範囲を自動調整します。手動で調整することもできます。
/* 1.初期化 */
Chart testChart(Chart.CHARTTYPE_XY){
Width = 700;
Height = 600;
Function initChart(){
/* 2.折れ線グラフ作成 */
var cs = createSeries(Chart.SERIESTYPE_LINE);
/* 3.CSVデータを読み込み */
cs.load(^.csvdata);
/* 4.データの表示範囲を自動調整 */
relayout();
}
}
testChart.initChart();
チャートの種類¶
Chartオブジェクトは、初期化時にどのデータ系列を追加して表示できるかが予め決まっています。 例えば、棒グラフの種類を指定して初期化されたChartは円グラフなどを追加することができません。 また、円グラフの種類を指定して初期化されたChartは2個以上の円グラフのデータ系列を追加することができない等、特殊な制限があるものもあります。
チャートの種類には下記のようなものがあります。
定数名 | 種類名 | 軸 | 使用可能クラス | 備考(制限など) |
---|---|---|---|---|
CHARTTYPE_XY | XYグラフ | ChartValueAxis (縦/横) | 特になし | |
CHARTTYPE_PIE | 円グラフ | なし | ChartPieSeries | ChartPieSeries は1個まで |
CHARTTYPE_BAR | 棒グラフ | ChartValueAxis (縦)
ChartStringAxis (横)
|
ChartBarSeries は1個まで | |
CHARTTYPE_MULTI | 2軸マルチグラフ | ChartBarSeries は1個まで |