API version 1

- ‐

>>

範囲内のセルの値を右辺のオブジェクトに出力します。


右辺のデータ型が CSV化可能オブジェクト の場合、CSV形式の表データとして値が出力されます。 列タイトルが設定されている場合でも列名として出力されず、すべての列名は空白文字列となります。

出力されるのは、textプロパティの値です。そのため、計算式が設定されているセルの出力はその計算結果が出力されることになります。


それ以外のデータ型の場合、Objectクラスの出力処理が実行されます。


右辺のデータ型がExcelSheet クラスの場合でも、あくまでもCSV形式の表データとして値が出力されます。そのため、セルの書式や計算式のデータは出力されませんのでご注意ください。


呼出形式一覧

呼出形式

説明

>>(ref)

範囲内のセルの値を右辺のオブジェクトに出力します。

戻り値一覧

戻り値

説明

書き出し後のSpreadRangeオブジェクト自身を返します。

引数一覧

引数

説明

ref

書き出し先のオブジェクトを指定します。

例外

なし

関連項目

Spread.>> オペレータ



使用例 CRSダウンロード

Form SpreadRange_operator {
   x = 0;
   y = 0;
   width = 800;
   height = 600;

   Spread spread1 {
           x = 8;
           y = 8;
           width = 640;
           height = 440;
           maxColumns = 20;
           maxRows = 20;

           spread1 << CSV {
                   1,2,3,4,5
                   2,3,4,5,6
                   3,4,5,6,7
                   4,5,6,7,8
                   5,6,7,8,9
           };

           range("B2:D4").select();
   }

   Button button1 {
           x = 664;
           y = 32;
           width = 112;
           height = 32;
           title = "実行";
           CsvDocument csv;

           function onTouch(e) {

                   #選択範囲をCSVDocumentに出力します
                   ^.spread1.selection[0] >> csv;

                   for (var r = 0; r < csv.rows; r++) {
                           for (var c = 0; c < csv.columns; c++) {
                                   print("getCell(",r,",",c,")=", csv.getCell(r,c));
                           }
                   }
           }
   }
}