API version 1

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shellOpen

ファイルを別のアプリケーションで開きます。

Windows版ではシェルの機能によりファイルを開きます。
Windowsのエクスプローラによる「開く」の操作と同じで、指定したファイルの拡張子に関連付いたアプリケーションでファイルを開きます。

セキュリティ上の制約により、拡張子が.exeや.batなどの実行可能形式ファイルやショートカットファイル(.lnkファイル)は例外となります。

セキュリティ警告ダイアログ

shellOpenメソッドの呼び出しにより、セキュリティ警告ダイアログが表示され、ユーザに実行の許可を求めます。


../../../../_images/image0011.png

警告ダイアログで「今後、この種類のファイルは確認メッセージを表示しない」をチェックすると、次回からは警告を表示しません。

チェックの状態は、shellOpenメソッドを呼び出したCRSをダウンロードしたサーバ名とファイルの拡張子のペアで記録されます。

サーバ名または、拡張子が特定できないURLを指定した場合はチェック欄は無効となります。

セキュリティレベルによる動作の違い

セキュリティレベルは設定ファイル(crsconf)の security.file.level プロパティで指定します。

レベル

説明

0

警告ダイアログは表示せず、そのままファイルを開きます。

1

「今後、メッセージを表示しない」を選択後は警告ダイアログは表示されません。

2

実行できません(例外を発生します)。

注釈

[Biz/Browser DT 概要マニュアル]-[設定ファイル(crsconf)について]

呼出形式一覧

呼出形式

説明

boolean shellOpen(string file[, CRS::Common::Core::FileSystem fs])

ファイルを別のアプリケーションで開きます。

戻り値一覧

戻り値

説明

boolean

正常に開けた場合はtrueを、そうでなければfalseを返します。

引数一覧

引数

説明

file

開くファイルのファイルパスを指定します。

引数fsで指定された FileSystem オブジェクトで解決出来る仮想パスを指定します。

fs

パスを解決するために使用する FileSystem オブジェクトを指定します

未指定の場合、パブリック属性のFileSystemオブジェクトが指定されたと見なします。

例外

識別子

説明

SYS-23:5

メソッドの引数が不正です

SYS-80:1

この操作はセキュリティ上の制約により実行できません

CRS::Common::Core::Runtime-1:3

指定のファイルは見つかりませんでした

関連項目

shellLink メソッド



使用例 CRSダウンロード ダウンロード(Runsmpl.xlsx)

Form Runtimes {
   x = 0;
   y = 0;
   width = 800;
   height = 600;

   var rt = new Runtime;
   /*
            このサンプルは電卓を起動し、
         ブラウザで biz-browser.jp に接続し、
        C:\Users\user\AppData\Roaming\OpenStream\BizBrowserDT\public_root/Runsmpl.xlsx
        Biz上では、"/Runsmpl.xlsx" のexcelを開き、
        最後にメモ帳を開きます。メモ帳を閉じないと終われません。
   */

   rt.exec("calc") ;
   print("環境 ",rt.getEnv("TEMP"));
   print("ホスト名 ",rt.getHostName() ) ;
   var un = rt.getUserName()  ;
   print("ユーザー名 ",un ) ;
   var uu = rt.getUuid( un ,"pass") ;
   print("UUID ", uu ) ;
   print("削除は ",rt.deleteUuid(un,"pass") );
   rt.ShellLink("http://biz-browser.jp");
   rt.ShellOpen("/Runsmpl.xlsx");
   print("2nd ",rt.syncExec("notepad" ) ) ;
}