API version 1
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getUuid¶
UUIDを取得します。
UUID(ユニバーサルユニークID)は世界中で重複しないことを目的に設計された汎用的な一意識別子で、128bitのランダムな数値を文字列で表現したものです。例えば次のような文字列となります。
"DE07FFE8-A2FF-47CD-BA46-A993160F9A92"
一意性を確保するために、UUIDの作成では、作成した時間や作成したコンピュータのMACアドレスなどの情報を参照することがあります。
UUIDが重複する可能性は極めて低い確率ですが、完全に重複しないことを保障するものではありません。
Windows環境ではOLEオブジェクト、ActiveXオブジェクトの識別子や製品固有の識別子として利用されています。
GUID(グローバルユニークID)と呼ばれることもあります。
getUuidメソッドの呼び出しで返されるUUIDは、keyとペアでユーザごとに記憶され、すでにkeyに対応するUUIDが生成されている場合はそのUUIDを返します。
keyに対応するUUIDが生成されていない場合には、新しく生成したUUIDを記録して返します。
記録されたUUIDは、Biz/Browserを再起動したり、コンピュータを再起動しても有効ですが、コンピュータのトラブルなどで失われる可能性があります。
一度失われたUUIDを復元する手段はありませんので、回復が不可能なデータをUUIDの記録に依存して処理しないことをお勧めします。
keyとUUIDのペアは、オプションのパラメータpass-phraseを指定しない場合は、すべてのアプリケーションで共有される名前空間に記録されます。
pass-phraseを指定した場合には、GetUUIDメソッドを実行したCRSをダウンロードしたサーバ固有の名前空間に記録されます。
つまり、Server-AからダウンロードしたCRSとServer-BからダウンロードしたCRSで同じキーを指定してgetUuidメソッドを呼び出した場合、pass-phraseを指定しないときには同じUUIDが返され、pass-phraseを指定すると、それぞれは別のキーとして扱われ、別のUUIDが返されます。
オプションのパラメータpass-phraseを指定しない場合は、UUIDはクリアテキストで記録されますが、pass-phraseを指定すると暗号化されて記録されます。
一度pass-phraseを指定して記録されたUUIDは、同じpass-phraseを指定してGetUUIDメソッドを呼び出さなければ取得できず、異なるpass-phraseやpass-phraseを省略した場合例外が発生します。
呼出形式一覧
呼出形式 |
説明 |
---|---|
string getUuid(string id[, string cryptKey]) |
UUIDを取得します。 |
戻り値一覧
戻り値 |
説明 |
---|---|
string |
UUIDの文字列 |
引数一覧
引数 |
説明 |
---|---|
id |
UUIDに対応する識別子を指定します。 16文字までの英数字が指定できます。 |
cryptKey |
UUIDを暗号化して記録する場合のパスフレーズ |
例外
なし
関連項目
deleteUuid メソッド
使用例
CRSダウンロード
ダウンロード(Runsmpl.xlsx)
Form Runtimes {
x = 0;
y = 0;
width = 800;
height = 600;
var rt = new Runtime;
/*
このサンプルは電卓を起動し、
ブラウザで biz-browser.jp に接続し、
C:\Users\user\AppData\Roaming\OpenStream\BizBrowserDT\public_root/Runsmpl.xlsx
Biz上では、"/Runsmpl.xlsx" のexcelを開き、
最後にメモ帳を開きます。メモ帳を閉じないと終われません。
*/
rt.exec("calc") ;
print("環境 ",rt.getEnv("TEMP"));
print("ホスト名 ",rt.getHostName() ) ;
var un = rt.getUserName() ;
print("ユーザー名 ",un ) ;
var uu = rt.getUuid( un ,"pass") ;
print("UUID ", uu ) ;
print("削除は ",rt.deleteUuid(un,"pass") );
rt.ShellLink("http://biz-browser.jp");
rt.ShellOpen("/Runsmpl.xlsx");
print("2nd ",rt.syncExec("notepad" ) ) ;
}