API version 1

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toString

Numberオブジェクトに格納されている値を文字列として返します。

引数を指定することによりbase進数の文字列で返します。

呼出形式一覧

呼出形式

説明

string toString([integer base])

baseで指定した基数で変換した文字列を返します。

string toString([string format])

formatで指定した書式で文字列化します。

戻り値一覧

戻り値

説明

string

変換した文字列を返します。

引数一覧

引数

説明

base

基数を指定します。

2から36の値を指定できます。16進数の場合は16を指定します。

省略時は10進数です。

format

書式を指定します。

指定文字

説明

9

"999"

9を記述した数は桁数を示し、先行0は削除されます。小数点以下に指定した場合桁数に満たない場合、後方0は削除されます。

0

"0999"、"9990"

先行0は0となります。小数点以下に指定した場合、桁数に満たない場合、0埋めされます。

$

"$9990"

先頭に$マークを付加します。

MI

"999MI"、"MI999"

負数の場合に、指定位置(右か左)にマイナス記号(-)を表示します。

S

"S9990"、"9990S"

指定位置(右か左)に符号を表示します。

Dまたは.(ピリオド)

"99D99"、"99.99"

指定の位置に小数点を表示します。小数点以下の桁数を指定しない場合は有効精度の範囲内で最後の数字までを表示します。

L

"L9990"、"9990L"

指定位置(右か左)にローカル通貨記号を表示します。

,(カンマ)

"999,990"

3桁ごとにカンマを表示します。

" "(スペース)

" 99"

スペースを記述した数は桁数を示し、先行0は空白文字(スペース)に置き換えられます。小数点以下に指定した場合は無効で意味を持ちません。

!

"999!"

指定桁数の範囲で桁あふれが発生した場合に書式化した結果に!が付与されて表示されますが、!を指定すると桁あふれした場合でも!の表示が抑止されます。

@

"@"

デフォルトの書式で表示します。

"テキスト"

"9990\"円\""

"" で括った文字を指定位置に表示します。 (注: " で括ったCRS文字列定数中で " を指定するためには \" と記述する必要があります。)

例外

なし



使用例 CRSダウンロード

Form Number {
   x = 0;
   y = 0;
   width = 800;
   height = 600;

   var num = new Number;
   num.value = 5678.12345;

   print("仮数部4桁の指数表示 ",num.toExponential(4) );
   print("格納を文字列表示 ",num.toLocaleString() );
   print("指定桁数の指数表記 ",num.toPrecision(3) );
   print("または固定小数点     ",num.toPrecision(7) );
   print(" のうち、短い表現になる方を返す") ;

   print("16進数表示 ",num.toString(16) );
   print("指定書式表示 ",num.toString("999,990.0999") );

}