配列オブジェクトの作成

配列オブジェクトの生成は、次の構文により行います。

ObjectType[ :DataType ] ObjectName[ n ]  ・・・ 【1】

var 変数名 = new ObjectType[ n ]         ・・・ 【2】

【1】の書式の場合、このプログラムを実行したオブジェクトが親オブジェクトとなる階層構造に接続され、ObjectNameで指定した名前を持つオブジェクトが生成されます。
[:DataType]は省略可能なオプションで、オブジェクトのデータ属性を指定します。

TextBox:Number b[2];

は、数値型のデータとしてテキスト入力欄の配列を生成します。


【2】の書式の場合、生成された配列オブジェクトのリファレンスがvar変数に格納されます。
この場合、オブジェクトは固有の名前を持たず変数名でアクセスすることになります。
変数はオブジェクトの実体ではありませんので、状況により名前は変化します。

var text = new String[2];
var sample = text;
この例の場合、String配列オブジェクトはtextまたはsampleの名前で参照できます。
どちらもString配列オブジェクトのリファレンスで同じインスタンスを指します。

したがって、

text[0].value = "sample2";
messageBox(sample[0]);

とすると、messageBoxにより表示されるのは、"sample2"となります。