Array, Mapリテラル

ArrayオブジェクトおよびMapオブジェクトの作成と要素の格納を一括で行える記法です。

※この文法はBiz/Browser DT 1.2.0より追加されました。


空のArrayリテラル、 Mapオブジェクトを作成するには下記のように記述します。

var arr = [];
var map = {};

また、初期要素を格納する場合、下記のように記述します。

Arrayリテラルの場合、値をカンマ区切りで記載します。 また、Mapリテラルの場合は"キー:値"のセットをカンマ区切りで記載します。

var arr = [1, 2, 3, "a", "b"];
var map1 = {a:1, b:2, "}; # キーに指定する文字列は、キーがvar変数名と同じ規則で表せる場合、ダブルクオートを省略可能です。
var map2 = {0:"abc", "1":"def"}; # キーには数字を指定する事も可能です。

初期要素には他の定数、変数と同様に入れ子でArrayリテラル、Mapリテラルを構築する事も可能です。

var arr = [["a", "b"], ["c", "d"], {"e":"fgh"}];
print(arr[1][0]); # "c"が出力されます。
print(arr[2]["e"]); # "fgh"が出力されます。

また、Arrayリテラルは他の定数、変数同様の操作が可能です。

function f(arr) {
  print(arr[0]);
}

f(["a", "b", "c"]); # 引数として受け渡し可能"a"が出力されます。

print({"a":1, "b":2}["b"]); # Mapリテラルを定義し、そのMapリテラルの要素"2"が出力されます。