拡張子の関連付けとBiz/Browser DTの起動

Biz/Browser DTをインストールすると、次の拡張子がOSに登録されます。


すでに他のBiz/Browserシリーズがインストールされている場合インストール時に関連付けをDTへ書き換えるかどうかを問われます。

書き換えを選択しなかった場合、CRS60、CAR60、CRSDTVの拡張子のみが関連付けされます。

CRS

通常のCRSファイルです。ファイルの「開く」操作(ダブルクリックなど)でBiz/Browserが起動します。

CAR

CRSアーカイブです。ファイルの「開く」操作(ダブルクリックなど)でBiz/Browserが起動します。

CRSnn、CARnn(nnはバージョン番号)

それぞれ、nnを除いた各ファイルと同じ役割ですが、nnに対応したバージョンのBiz/Browserに関連付けされています。
例えば、Biz/Browser DT ver1.x.xをインストールした場合、CRS60、CAR60となり、すべてBiz/Browser DT ver1.x.xに関連付けられます。

バージョン

拡張子

1.x.x

CRS60、CAR60

バージョンの付いていない拡張子(通常の拡張子)は、インストール状況により関連付けられているBiz/Browserのバージョンが異なる可能性があります。
通常のアプリケーションではバージョンの付いていない拡張子を使用しますが、特定のバージョンのBiz/Browserを実行したい場合には、バージョン付きの拡張子を使用します。例えば、Biz/Browser V用に作成したアプリケーションと、Biz/Browser DT用に作成したアプリケーションを共存させたいときに、バージョン付きの拡張子を使用して起動するBiz/Browserのバージョンを選択できます。

バージョン付きの拡張子は、初回起動(主にloginメソッドが記述された)するファイルのみ使用します。指定したバージョンのBiz/Browserが起動した後は、通常の拡張子を使用するのが一般的です。

CRSDTV

Biz/Browser VとBiz/Browser DTの同居環境であっても確実にBiz/Browser DTのBiz/Browser Vエミュレータ上で実行させることができる拡張子です。

Webブラウザからの起動時の注意

ChromeやFireFoxなどのWebブラウザでCRSファイルへのリンクをクリックした場合、そのCRSファイルはWebブラウザによって一旦ダウンロードされ、そのファイルが拡張子の関連付けの機構によりBiz/Browserに渡されます。


../../_images/download.png

Biz/Browserは、Webブラウザから渡されたファイルが、サーバからダウンロードしたファイルなのか、最初からローカルファイルとして置かれていたファイルなのかを識別することができません。その結果、ダウンロード先が特定できず、相対パスで指定されたCRSファイルへのアクセスなどが正しく行えなくなります。


この現象を回避するために、WebブラウザからBiz/Browserを起動するときは、Biz/Browserに対して明示的にCRSファイルの場所を指示する必要があります。


Webブラウザが最初にダウンロードするCRSファイルの中で、本来接続すべきURLを指定してloginメソッドを呼び出してください。Biz/BrowserはWebブラウザから渡されたCRSをロード後、即座に本来のURLに接続します。

---X.CRS---

Application.login("http://server/app/main.crs");