仮想マシン初期化時の動作

CRS仮想マシンが初期化・起動する際、次の動作を行います。

既存オブジェクトのリセット

既存のタブに対しログイン操作を行う場合、アプリケーションにより作成されたすべてのオブジェクトが削除されます。
ユーザ定義名前空間、ユーザ定義クラスなどもすべて解放されます。

既存セッションのリセット

以前接続していたサーバのセッション情報(クッキーやユーザID、パスワードなど)を削除します。
初期化前に接続していたサーバから受け取ったクッキーや、HTTPの認証で受け取ったパスワードなどは失われ、新しく接続するサーバに対して送付することはできません。

コンテキスト設定の初期化

システムグローバル設定値のコンテキストレベルの設定値が初期化されます。

Rootオブジェクトの生成

Rootオブジェクトが生成され、実行可能状態となります。