APIバージョンについて

「APIバージョン」とは、製品名や製品バージョンとは独立して、製品に実装されている仕様を表すための指標です。
多くのデバイスやプラットフォームをサポートするにあたり、それぞれの対応している機能の差異をわかりやすく表現するために用いられます。
実装された機能セットそのものを表す「APIセット」と、「APIセット」のバージョンである「APIバージョン」から成り立ちます。

APIセット

APIセットとは、下記の仕様定義をまとめたものになります。
  • CRS言語仕様

  • 内蔵パッケージ

  • 内蔵クラスとそのプロパティ、メソッド、イベント、オペレータ、定数

APIバージョン

APIバージョンとは、「APIセット」のバージョンであり、仕様定義が変更された場合更新されます。
同一のAPIバージョンを実装するBiz/Browserであれば、プラットフォームや製品、製品バージョンが異なっていても同一のクラスやメソッド、プロパティを利用できることが保証されます。
ただし、「APIバージョン」は仕様定義であり、実際の動作は各デバイス、プラットフォームに依存しています。
同じAPIバージョンでは異なるデバイス上でも同じクラスとメソッドを使用することができますが、特にハードウェアやOSに依存した機能に関してはその実行結果は一致しない場合があります。
実装による差異に関してはリファレンスマニュアルの各項目に補足事項として記載されています。