説明 |
PC版、Mobile版ではシェルの機能によりファイルを開きます。 Windowsのエクスプローラによる「開く」の操作と同じで、指定したファイルの拡張子に関連付いたアプリケーションでファイルを開きます。 Android版では暗黙的インテントの機能によりファイルを開きます。 Android APIにおける「Intent.ACTION_VIEW」と同じで、指定されたMIMEタイプを処理できるアプリケーションでファイルを開きます。 ShellOpenメソッドの呼び出しにより、セキュリティ警告ダイアログが表示され、ユーザに実行の許可を求めます。
ユーザがキャンセルを選択した場合は、RTM-30の例外が発生します。 警告ダイアログで「今後、この種類のファイルは確認メッセージを表示しない」をチェックすると、次回からは警告を表示しません。チェックの状態は、ShellOpenメソッドを呼び出したCRSをダウンロードしたサーバ名とファイルの拡張子のペアで記録されます。サーバ名または、拡張子が特定できないURLを指定した場合はチェック欄は無効となります。 PC版、Mobile版ではセキュリティ上の制約により、拡張子に.exeや.batなどの実行可能形式ファイルやショートカットファイル(.lnkファイル)は指定できません。 よりセキュリティレベルによって実行可能形式ファイルを実行できるようになりました。 では実行ファイルやショートカットファイルに相当するものを開くことはできません セキュリティレベルによる動作の違い 警告ダイアログの表示
実行可能形式ファイル(exeやbatなど)、.lnkファイルの実行
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呼出形式 |
PC版、Mobile版 var result = rt.ShellOpen( fileName [, mode ] ) Android版 var result = rt.ShellOpen( fileName , mime ) |
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戻り値 |
ファイルを開けた場合は$TRUE、それ以外は$FALSEを返します。 |
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引数 |
String fileName |
開くファイルのファイルパス ルートフォルダを基点としたパスを指定します。 ルートフォルダはFileSystemクラスのパブリック属性と同じです。 よりRuntimeコンストラクタにFileSystemオブジェクトを指定することで、仮想ファイル名も利用可能になりました。 |
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integer mode |
関連付けられたアプリケーションのウィンドウ表示モード 以下の値を指定します。
省略した場合は、Runtime.MODE_DEFAULTと同じ動作となります。 |
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string mime |
開くファイルの種別をMIMEタイプ形式で指定します。 例) "text/plain", "application/pdf" |
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例外 |
RTM-11 |
外部プログラムはセキュリティ上の制約により実行できません |
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RTM-13 |
指定のファイルは見つかりませんでした |
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RTM-30 |
オープン操作はユーザにより中止されました |
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使用例 |
PC版、Mobile版 var rt = new Runtime; rt.ShellOpen("/files/app.xls");
Android版 var rt = new Runtime; rt.ShellOpen("/files/sample.png", "image/png");
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関連項目 |