Biz/Browser 3.0.0
Biz/Browser
Biz/Browser AI 1.0.0
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FileSystem |
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クライアントPCのファイルシステムを操作するクラスです。
デフォルトプロパティはPathNameです。ValueTypeの指定は無効です。
FileSystemクラスは、ファイル名を仮想ファイル名として扱います。仮想ファイル名とは、特定のフォルダをルートフォルダとしてマップした、アクセス範囲に制約のあるファイル名です。ルートフォルダ以下のファイルだけがアクセス可能であり、ユーザの許可なくコンピュータ上のすべてのファイルに直接アクセスすることはできません。
FileSystemオブジェクトの初期化時に指定する属性(パブリック、プライベート)により、ルートフォルダにマップするフォルダは異なります。
仮想ファイル名の形式は、ファイルやフォルダを"/"(スラッシュ)で区切るという点を除けば、Windowsのファイルシステムと同様です。
仮想ファイル名は、カレントフォルダを基点とした相対パスとして扱われます。"/"から始まる絶対パスを指定した場合は、カレントフォルダに関わらず、ルートフォルダからの絶対パスとして扱われます。初期状態では、カレントフォルダはルートフォルダを指しています。
カレントフォルダはPathNameプロパティで取得でき、ChangeDirメソッドで変更できます。
(例)
(ルートフォルダ)
├ file1.txt ・・・ (1)
└ folder1 ・・・ (2)
├ file2.txt ・・・ (3)
└ folder2 ・・・ (4)
└ file3.txt ・・・ (5)
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カレントフォルダ |
相対パス |
絶対パス |
(1) |
/ |
file1.txt |
/file1.txt |
/folder1 |
../file1.txt |
||
/folder1/folder2 |
../../file1.txt |
||
(2) |
/ |
folder1 |
/folder1 |
/folder1 |
. |
||
/folder1/folder2 |
.. |
||
(3) |
/ |
folder1/file2.txt |
/folder1/file2.txt |
/folder1 |
file2.txt |
||
/folder1/folder2 |
../file2.txt |
||
(4) |
/ |
folder1/folder2 |
/folder1/folder2 |
/folder1 |
folder2 |
||
/folder1/folder2 |
. |
||
(5) |
/ |
folder1/folder2/file3.txt |
/folder1/folder2/file3.txt |
/folder1 |
folder2/file3.txt |
||
/folder1/folder2 |
file3.txt |
コンストラクタにパブリック属性を指定したFileSystemオブジェクトは、以下のフォルダをルートフォルダとしてマップします。
OS |
ルートフォルダ |
Windows Vista以降 |
C:\users\(ユーザ名)\AppData\Roaming\AXIS
Soft\BizBrowser\root |
Windows XP Windows 2000 |
C:\Documents
and Settings\(ユーザ名)\Application Data\AXIS Soft\BizBrowser\root |
Windows NT |
C:\WINNT\Profiles\(ユーザ名)\Application Data\AXIS
Soft\BizBrowser\root |
Windows Me Windows 98 (ユーザ個別設定のとき) |
C:\Windows\Profiles\(ユーザ名)\Application Data\AXIS
Soft\BizBrowser\root |
Windows Me Windows 98 (ユーザ共通設定のとき) |
C:\Windows\Application
Data\AXIS Soft\BizBrowser\root |
Windows CE Windows |
(インストールフォルダ)\users\default\root または \Windows\Profiles\guest\Application
Data\AXIS Soft\BizBrowser\root |
Android OS |
/sdcard/Android/data/jp.co.axissoft.biz/files/filesystem/root |
より"AXIS Soft"から"AXISSOFT"(スペース無し)に変更されました
パブリック属性でマップされるフォルダは、すべてのCRSアプリケーションで共通のため、複数のCRSアプリケーションの間でファイルを共有できますが、ファイル名が衝突したり、不正にファイルの内容を参照されてしまう可能性があります。
コンストラクタにプライベート属性を指定したFileSystemオブジェクトは、以下のフォルダをルートフォルダにマップします。
OS |
ルートフォルダ |
Windows Vista以降 |
C:\users\(ユーザ名)\AppData\Roaming\AXIS
Soft\BizBrowser\private_root\(サーバ名) |
Windows XP Windows 2000 |
C:\Documents
and Settings\(ユーザ名)\Application Data\AXIS Soft\BizBrowser\private_root\(サーバ名) |
Windows NT |
C:\WINNT\Profiles\(ユーザ名)\Application Data\AXIS
Soft\BizBrowser\private_root\(サーバ名) |
Windows Me Windows 98 (ユーザ個別設定のとき) |
C:\Windows\Profiles\(ユーザ名)\Application Data\AXIS
Soft\BizBrowser\private_root\(サーバ名) |
Windows Me Windows 98 (ユーザ共通設定のとき) |
C:\Windows\Application
Data\AXIS Soft\BizBrowser\private_root\(サーバ名) |
Windows CE Windows |
(インストールフォルダ)\users\default\private_root\(サーバ名) または \Windows\Profiles\guest\Application
Data\AXIS Soft\BizBrowser\ private_root\(サーバ名) |
Android OS |
/data/data/jp.co.axissoft.biz/files/filesystem/private_root/(サーバ名) 本ディレクトリはBiz/Browser AI以外からはアクセスできません。 |
より"AXIS Soft"から"AXISSOFT"(スペース無し)に変更されました
プライベート属性でマップされるフォルダは、CRSアプリケーションをダウンロードしたサーバ名を含むため、サーバごとに個別にファイルを管理できます。別のサーバからダウンロードしたCRSプログラムからアクセスすることはできません。
また、プライベート属性のFileSystemオブジェクトは、Mountメソッドによりユーザが許可した任意のフォルダを仮想ファイル名にマウントすることができます。
ルートフォルダ以外の任意のファイルをアクセスするには、以下の方法があります。
・OpenDialogメソッド、SaveDialogメソッドによりユーザが選択した特定のファイルを開く
・Mountメソッドによりユーザが許可したフォルダを仮想ファイル名にマウントする(プライベート属性の場合)