XML

 

印刷データウィザードで、印刷データの取得方法に「Webサーバからダウンロード」、「ファイルから入力」を選択した場合に利用できます。

 

印刷データウィザード

 

(1) データの書式

印刷データウィザードの「データの書式」で「XML」を選択します。

 

 

 

XMLは階層化されたデータ構造を持ちますが、PrintStreamでは印刷に適した2次元の表形式に内部で自動変換を行います。

以下に、処理イメージを例で説明します。

 

XMLの構造

売上伝票

 

 

 

ヘッダ部

 

 

 

伝票番号

 

 

発行日

 

 

顧客名

 

明細部

 

 

 

明細番号

 

 

商品コード

 

 

数量

 

 

単価

 

上図の構造にしたがったXMLデータの例

 

<売上伝票>
  <ヘッダ部>
    <伝票番号>0001</伝票番号>
    <発行日>030928</発行日>
    <顧客名>○○商事</顧客名>
  </ヘッダ部>
  <明細部>
    <明細番号>1</明細番号>
    <商品コード>CODE1</商品コード>
    <数量>5</数量>
    <単価>5000</単価>
  </明細部>
  <明細部>
    <明細番号>2</明細番号>
    <商品コード>CODE2</商品コード>
    <数量>2</数量>
    <単価>3800</単価>
  </明細部>
  <ヘッダ部>
    <伝票番号>0002</伝票番号>
    <発行日>030929</発行日>
    <顧客名>××商事</顧客名>
  </ヘッダ部>
  <明細部>
    <明細番号>1</明細番号>
    <商品コード>CODE3</商品コード>
    <数量>10</数量>
    <単価>1200</単価>
  </明細部>
</売上伝票>

 

このようなXMLファイルの読み込みは、次のようなイメージで行われます。

売上伝票

ヘッダ部

データ部

伝票番号

発行日

顧客名

明細番号

商品コード

数量

単価

0001

030928

○○商事

1

CODE1

5

5000

0001

030928

○○商事

2

CODE2

2

3800

0002

030929

××商事

1

CODE3

10

1200

 

 

(2) 印刷データの対応

既にフィールドか定義されている場合、印刷データとフィールドの対応を指定します。

 

 

XMLを利用する場合の注意点

 

・XML構文は常に正しいものとして動作します。DTDによる検証は行われません。処理途中でXMLとして不正な構文を検出した場合、それ以降の処理は中断しますが、すでに処理された部分はそのまま印刷が行われます。

・PrintStreamはXMLをデータとしてのみ利用します。スタイルシートで印字属性を指定することなど、データ以外の目的に利用することはできません。また、印刷可能なデータはノードのデータのみとなり、属性の値を印刷することはできません。

・XML形式はデータの階層構造を自由に定義できる形式ですが、PrintStreamではXMLデータを2次元の表形式として処理します。従って、他のアプリケーションで使用するために定義したXMLデータをそのままPrintStreamで利用することはできません。PrintStreamでXMLデータを利用するには、PrintStreamの形式に合わせてXMLデータを作成する必要があります。

・XML宣言において、有効なstandaloneはyesのみです。

 



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