印刷データウィザードで、印刷データの取得方法に「Webサーバからダウンロード」、「ファイルから入力」を選択した場合に利用できます。
(1) データの書式
印刷データウィザードの「データの書式」で「カンマ区切り (CSV)」を選択します。
(2) レコード区分
ここでは、複数のレコード様式を持つCSVの各レコード様式を区別するレコード区分と、項目名の一部となるプレフィックス(接頭語)を指定します。
複数のレコード様式を持たないCSVの場合には「その他」だけを指定します。
「レコード区分」には各行の書式を識別するための記号を入力します。PrintStreamは、CSVの先頭カラムと指定した記号を比較して行の書式を識別します。
「項目名のプレフィックス」には各書式に対応した項目名の接頭語を指定します。
「このレコードは無効とする」をチェックすると、このレコード区分を持つレコードは読み飛ばされ印刷されなくなります。印刷には無関係な行が含まれる場合に指定してください。
レコード区分を指定した場合、各書式のデータは印刷実行時に1行に連結されます。以下に連結の様子を例で説明します。
CSVデータの構造
レコード区分 |
伝票番号 |
発行日 |
顧客名 |
|
レコード区分 |
明細番号 |
商品コード |
数量 |
単価 |
レコード区分 |
明細番号 |
商品コード |
数量 |
単価 |
レコード区分 |
コメント |
|
||
レコード区分 |
伝票番号 |
発行日 |
顧客名 |
|
レコード区分 |
明細番号 |
商品コード |
数量 |
単価 |
: |
上図の構造にしたがったCSVデータの例
H |
0001 |
030928 |
○○商事 |
|
D |
1 |
CODE1 |
5 |
5000 |
D |
2 |
CODE2 |
2 |
3800 |
C |
コメント |
|
||
H |
0002 |
030929 |
××商事 |
|
D |
1 |
CODE3 |
10 |
1200 |
このようなCSVデータを印刷する場合、次のようにレコード区分を設定します。
この設定を行うとCSVの読み込みで、次のように連結して処理されます。レコード区分がCの行とH,D以外の行は読み飛ばされます。
HEAD1 |
HEAD2 |
HEAD3 |
HEAD4 |
DTL1 |
DTL2 |
DTL3 |
DTL4 |
DTL5 |
H |
0001 |
030928 |
○○商事 |
D |
1 |
CODE1 |
5 |
5000 |
H |
0001 |
030928 |
○○商事 |
D |
2 |
CODE2 |
2 |
3800 |
H |
0002 |
030929 |
××商事 |
D |
1 |
CODE3 |
10 |
1200 |
: |
レコード区分は、ヘッダ・明細形式のデータのみを扱うことができます。レコード区分ごとに明細行の書式が異なるようなCSVデータや、ヘッダ行と明細行の対応関係が不完全なデータを扱うことはできません。
(3) 印刷データの対応
既にフィールドか定義されている場合、印刷データとフィールドの対応を指定します。
・CSV形式ではWindowsのShift-JISコード・UTF-8をサポートしています。UNICODE(UTF-16)やEUCには対応していません。
・データに改行コードやカンマを使用したい場合は、データをダブルクォーテーションで囲んでください。(例:"f01,01","f02,02",・・・)
・ダブルクォーテーションで囲まれたデータ内でダブルクォーテーション自体を使用したい場合は、ダブルクォーテーションを重ねてください。(例:"f01""01","f02""02",・・・)