Biz/Browserのログイン時の動作

 

Biz/Browserがサーバに接続する際、次の動作を行います。

 

既存オブジェクトのリセット

 

アプリケーションにより作成されたすべてのオブジェクトが削除されます。ユーザ定義パッケージ、ユーザ定義クラスなどもすべて解放されます。

changeProfile関数で設定したプロファイルが、初期値にリセットされます。

 

 

既存セッションのリセット

 

以前接続していたサーバのセッション情報(クッキーやユーザID、パスワードなど)を削除します。ログイン前に接続していたサーバから受け取ったクッキーや、HTTPの認証で受け取ったパスワードなどは失われ、新しく接続するサーバに対して送付することはできません。

 

 

システムオブジェクトの再生成

 

//.SYSのシステムオブジェクトを再構築してリセットします。以前ログインしていたサーバが設定した//.SYS.APPROOTやカラーパレットはこの段階で初期化リセットされます。ただし、//.ShellIdはリセットされることはありません。

 

 

ルートハンドラのロード

 

起動ディレクトリ(標準インストールでは、C:\Program Files\AXIS SOFT\BizBrowser)内にsettings.v41\default\rootHandler.crsファイルがある場合、そのファイルを"//"Rootオブジェクト)にGetメソッドで取得します。

 

rootHandler.crsは、マウスの右クリックに対してシステムメニューに相当するポップアップメニューを表示するためのスクリプトです。

 

Rootオブジェクトの直下にあるFormOnRClickedイベントハンドラを用意すると、ルートハンドラはイベントを受け取ることができず、動作しなくなる事に注意してください。

 

SLoginメソッドによるログインの場合、ルートハンドラのロード動作は抑止され実行されません。従って、右クリックのポップアップメニューは表示されなくなります。

 

では実行されません

以降はこの動作は廃止されました

 

 

初期URLのロード

 

ログイン先のURLにファイル名が指定されていない場合、デフォルトの/menu.crsを対象とします。URLにファイル名が含まれていた場合、そのファイルが対象となります。

 

対象となった初期CRSファイルを"//"Rootオブジェクト)にGetメソッドで取得します。このファイルはキャッシュの対象外となり常にサーバからダウンロードされます。

 

ログイン失敗時の処理

 

Loginメソッドの実行時は状態がリセットされるため、通常Loginメソッドの実行に失敗した場合はスクリプト上でエラー処理を行うことはできません。

以下の設定を行うことにより、Loginメソッド時に通信エラー (CRS-331) が発生した場合に限り指定したCRSを実行させることが可能です。

 

次のレジストリに下に値を設定します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\AXISSOFT\BizBrowser\5.0\profiles\5.0.0\
64bitOSの場合、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\AXISSOFT\BizBrowser\5.0\profiles\5.0.0\

 

名前

既定値

説明

LoginErrorCRS

REG_SZ

なし

CRSを示すURLを指定します。

ローカルファイルを指定する場合”file:”URLで指定してください。

 

より追加されました

ではサポートされていません



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