changeProfile関数

 

説明

Biz/Browserはほとんどの場合、過去のバージョン用に作成されたCRSプログラムをそのまま実行することができます。しかし、バージョン遷移により一部の機能で仕様が変更されていたり、仕様から削除されているものがあります。

インストール直後の状態では、過去のバージョンをサポートする機能が無効となっていますが、changeProfile関数を実行してプロファイルを切り替えることにより、変更や削除された仕様の一部を従来の仕様に戻すことが可能です。

多くの場合、プロファイルの切り替えによりプログラムを変更することなく最新のバージョンで動作させることができます。

 

では使用できません

 

呼出形式

changeProfile( profile )

 

戻り値

なし

 

引数

String profile

選択するプロファイル名を指定します。

 

空文字列 "" を指定すると、インストール時の初期設定に戻ります。また、以下の値を指定することが可能です。

プロファイルの変更により以下の機能が影響を受けます。

機能

Profile

3.0.0

3.1.0

4.0.0

4.1.0

起動時の背景色

薄い青

薄い青

濃い青

グレー

CatchEvent,PeekEventステートメントの利用

有効

有効

無効

無効

イベントハンドラ内のEvent,Fromシンボルの利用

有効

有効

無効

無効

ver2.0用クラス名の置換(Spreadの子となるRecordSpreadRowに置換など)

有効

有効

無効

無効

Object.classNameプロパティをObject.classとして参照する機能

有効

有効

無効

無効

配列定義オブジェクトのindexプロパティの利用

有効

有効

無効

無効

配列要素オブジェクトのlengthプロパティの利用

有効

有効

無効

無効

LabelVerticalAlignを画面上で有効にする

無効

有効

有効

有効

Spread.valueに実際の行数以上の値を設定したとき、例外を発生する機能

無効

無効

有効

有効

Spread.ColumnPositionに指定可能な値以外を設定したとき、例外を発生する機能

無効

無効

有効

有効

TabFrom.Width,TabForm.Heightへの値設定で、例外を発生する機能

無効

無効

有効

有効

 

また、ver4.0.6より、ver3.0との印刷時の互換性を高めるため、以下の機能が影響するようになりました。changeProfile("3.0.0")または、changeProfile("3.1.0")を実行した場合、ver3.xに近い印刷結果となります。ただし、PrintStreamパッケージによる印刷結果には影響しません。

 

ver3.xの帳票印刷では、内部精度の問題によりプリンタやプレビューの環境によって、文字間隔が変動するために改行位置が変化することがありましたが、changeProfileの指定によりver4.0においてもこの問題を含めてver3.xと同じように動作します(印刷精度が低下します)ver4.0の帳票印刷と、ver3.xの帳票印刷が混在する場合、適切にプロファイルを切り替えるように注意してください。

 

機能

Profile

3.0.0

3.1.0

4.0.0

4.1.0

フォントサイズの内部精度

整数

整数

浮動小数

浮動小数

文字列のレイアウト算出に使用する基準解像度

90 DPI

90 DPI

96 DPI

96 DPI

 

profileに上記以外の文字列を指定した場合、プロファイルは変更されません。

 

例外

なし

 

 

使用例

changeProfile("4.0.0");

 

関連項目

 

 



「オンラインマニュアル」一覧へ戻る
「Bizの宝箱」TOPへ戻る