CRS

Q
Biz/Browser SmartDeviceの例外発生箇所の調査方法(iOS)  
[内容]
Biz/Browser SmartDeviceで発生した例外をBiz/Designer Mobileの
デバッグで調査できない場合どうすればよいか

A
[解決方法]
Biz/Browser SmartDeviceでは、例外エラーが発生すると自動でエラーの詳細を出力した
「BizBrowser.core」を端末内に出力します。
Biz/Designer Mobileでのデバッグや独自のアプリケーションログから例外箇所や要因が
不明な場合は、例外発生時に「BizBrowser.core」を取得し、サポート係へお問合せください。
※「BizBrowser.core」はユーザには解析できない形式で出力されています。

iOSでは、OSのセキュリティ制約上、出力された「BizBrowser.core」へ、GetCoreDump関数
以外ではアクセスできないようになっています。
GetCoreDump関数でfileオブジェクトとして取得し、下記のような方法で端末から取り出します。

(例1) 取得したファイルを他のアプリで開く(ファイル共有アプリを選択し、PCと共有する等)
/* 一番新しいコアダンプを取得 */
var cdfile = getCoreDump();

/* コアダンプをRootディレクトリに保存
※iOS版のShellOpenメソッドはRootディレクトリのファイルのみ開ける */
var fs = new FileSystem();
var f = fs.Open("/sample.core", FileSystem.OPEN_WRITE);
f.Write(cdfile.readBinary(-1));
f.Close();

/* ShellOpenで開く */
var rt = new Runtime();
rt.ShellOpen("/sample.core");

(例2) サーバにアップロードする
/* 一番新しいコアダンプを取得 */
var cdfile = getCoreDump();

/* サーバーにアップロード
※サーバでPUTメソッドが許可されている必要がある */
var session = getHttpSession();
var res = session.Put("/upload/coredump/sample.core", cdfile);
if(res == 200 | res == 201){
  MessageBox("アップロードに成功しました");
}

「BizBrowser.core」は、例外が出力される度に上書き保存され、過去の履歴は残りません。
「BizBrowser.core」を送付する場合は必ず、例外発生直後に取得したファイルを送付して
ください。
また、CRSスクリプト内でtry … catch文やグローバル例外ハンドラを記述している場合は、「BizBrowser.core」は、出力されませんのでご留意ください。

CRSファイル形式のサンプル
  「コアダンプを取得する(CrsSd_002.zip)
で実際の動作をご確認いただけます。

管理番号:CrsSd_002
 
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