[解決方法]
Biz/BrowserのキャッシュとInternetExplorerのキャッシュは異なるものです。
Biz/Browserを終了しても、自動でキャッシュは削除されません。
InternetExplorerのキャッシュはWebページのhtmlやページ内に含まれる画像情報
などで、テキスト形式でディスクに保存されます。一方、Biz/Browserの場合は、
図1に示すようにBiz/Designerで作成された「CRS」および一部のファイルが対象と
なり、Biz/Browserでコンパイルされディスクに保存されます。
(図1)
以下、Biz/Browserのキャッシュについてご紹介いたします。
[ キャッシュの機能 ]
Biz/Browserはキャッシュが存在すればキャッシュから情報を確保し描画等を
行ないます。キャッシュされたCRSスクリプトはコンパイルのオーバーヘッドが
なく、毎回サーバ上のCRSへアクセスするよりも高速に呼び出すことができます。
[ キャッシュの対象・非対象 ]
キャッシュの対象・非対象となるCRSやファイルは、以下の通りです。
○キャッシュ対象
・Biz/Designerで作成されたCRS
・CRS記述内でのSVG表現で利用される画像ファイル
・ImageLabel、ImageButtonクラスにてSetImageメソッドの引数にURLで指定した
画像ファイル
・Image、ImageListクラスにてLoadImageメソッドの引数にURLで指定した
画像ファイル
○キャッシュ非対象
・WEBサーバ等から取得した動的なデータ
以下の場合のCRSもキャッシュ非対象となります。
・Biz/Browserのログイン画面から指定したCRS
・loginメソッドでロードされるCRS
・ローカルファイルのCRS
(IEのアドレスバーからの指定、ハイパーリンクもこれにあたります。)
[ キャッシュの保存場所 ]
保存場所はデフォルトで決定されており、Biz/Browserのメニューから
確認できます。保存場所の変更も可能です。また、容量はデフォルト
無制限(表示は0MB)となっていますが、値を設定することで上限が設定されます。
容量をオーバーした場合は、古いタイムスタンプのものから削除されます。
個々のキャッシュ容量は、1KB〜数百KB(画面のオブジェクト数などに依存します)
です。
(保存場所の確認方法)
Biz/Browserのメニュー > 表示 > 設定
[ キャッシュの保存単位と保存期間 ]
キャッシュ情報はURL単位に管理され、アプリケーションからの削除もしくは
Biz/Browserメニューからの削除がされない限り永久に保存されます。
なお、Biz/Browserが自動でキャッシュを削除することはありません。
[ キャッシュの削除 ]
Biz/Browserのキャッシュは、Biz/Browserのメニューから手動で削除する事が
できます。また、CRSプログラムにてキャッシュを削除する事も可能です。
一般的には「システムとしてのバージョン」を管理する方法でキャッシュを
削除する方法があります。
詳細は、以下のTIPSをご参照ください。
(参考)
・Biz/Browserのキャッシュの削除
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