SSpreadにExcel形式のファイルをインポートする場合の注意点

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SSpreadにExcel形式のファイルをインポートする場合の注意点

SSpreadクラスでは、Excel形式のファイルをインポートすることができます。
Biz/Browser V ver5.0.2.0以降では、Excel2007形式のファイルの
インポートにも対応しました。
利用するメソッドは、以下の２つがあります。

　　・Excel2003以前のファイル　：　ImportExcelSheetメソッド
　　・Excel2007以降のファイル　：　OpenExcel2007Fileメソッド

ただし、SSpreadクラスはExcelファイルの機能に全て対応しておらず、
インポートした結果、Excelファイルと比べて表示形式が異なったり、
SSpreadにデータが正常に表示されない場合があります。

１．整数の表示形式について
　　Excelファイルで、表示形式「標準｣のセルに整数を入力している場合、
　　SSpreadにインポートするとセルの型が自動的に変換され、小数点以下
　　第2位まで表示されます。
　　なお、表示形式「数値」のセルに整数を入力している場合、SSpreadに
　　インポートしても小数点は表示されません。

　　　[イメージ例]

Excel	SSpread

　　　上記の例では、8行目の表示形式を「数値」、9行目の表示形式を「標準」で
　　　設定しています。
　　　 SSpreadにExcelファイルをインポートすると、9行目のセルのみ小数点が表示されます。

　　　小数点を表示しないようにするためには、下記のような対応が必要になります。
　　　　　・SSpreadにインポート後、CellTypeプロパティを数値型にし、小数点が
　　　　　　表示されているセルのTypeNumberDecPlacesプロパティを「0」に設定する

２．結合セルにフォーカスをセットした場合の表示について
　　結合されたセルを含むExcelファイルをインポートすると、結合状態が
　　そのままSSpreadに引き継がれます。
　　ただし、結合セルにフォーカスをセットした場合、ExcelファイルとSSpreadで
　　表示が異なります。Excelファイルでは結合されたセル全体にフォーカスが
　　セットされるのに対し、SSpreadではセルが結合されていても1セルに
　　フォーカスがセットされます。

　　　　・結合セルにフォーカスをセットする前

Excel	SSpread

　　　　・結合セルにフォーカスをセットした場合

Excel	SSpread

ExcelファイルをSSpreadにインポートする際は、想定通りにデータが出力されているかを
ご確認ください。

管理番号：Sspd50_041


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