Biz/Browserをご利用いただき、誠にありがとうございます。 このドキュメントには、Biz/Browserの以前のリリースとの違いなど、 マニュアルには記載されていない重要な情報が含まれます。
今回のリリースと、それ以前のリリースとの比較など、お気付きの点についてフィードバックをお寄せいただければ幸いです。 お寄せいただいたご意見、ご要望は、より良い製品を開発するために活用させていただきます。
| ver5.0.1.0 から ver5.0.1.1 への主な変更点 | ||
| バージョン |
■ 以下のモジュールが変更されました。
- Biz/Browser V インストーラ 5.0.1.1
- Biz/Browser V 5.0.1.1
■ 以下のモジュールの変更はありません。
- BizLink.dll ver3.2.2.0
- BizIEConnection.dll ver4.1.1.2
- login.crs 2011/08/22
■ 動作環境
【動作保証OS】
- Windows XP(32ビット版)
- Windows Vista(32ビット版)
- Windows 7
【動作検証済みOS】
- Windows NT4.0
- Windows 2000
対応ブラウザ
Microsoft Internet Explorer ver6.0(SP1) 〜 ver9.0
※ Windows Vista以降におけるInternet Explorer 7以降でのご利用の場合、保護モードを
無効とする必要があります。
■ 変更履歴
過去の変更履歴
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| Biz/Browser V | 制限事項 |
1. Windows Vista以降での利用について
以下の機能について、Windows Vista以降のOS上で他のWindowsと挙動が異なる、あるいは正常
動作しない事が確認されています。これらの機能についてはWindows Vista以降OSではご利用
になれない、または正常に動作しませんのでご注意ください。
(1) フォントの差異について
Windows Vistaより前のバージョンと、フォントの表示結果が異なる場合があります。
詳細は「JIS X 0213:2004 対応と新日本語フォント「メイリオ」について」
を参照ください。
(2) EditObjectクラスのIMECodeInputプロパティをtrueに設定したときの動作
IMECodeInputプロパティをtrueに設定した場合、文字コードを4桁の16進数で入力
後、CTRL+HOMEキーで対応する文字に変換しますが、Windows Vistaの場合、入力し
た文字コードが、変換した文字の前後に表示されてしまう問題があります。
(3) Windows Vista以降におけるInternet Explorer 7以降での利用について
保護モードを無効としてご利用ください。
保護モードが有効の場合、以下の制約が発生します。
・IEConnect ActiveXモジュールは動作しません。
・ExternalEventパッケージ内のActiveXモジュールは動作しません。
Aero環境上で、Internet Explorer内にBiz/Browserを表示している際、
Internet Explorerの「新しいタブ」をクリックすると、Internet Explorerが
異常終了することがあります。Biz/Browser表示中には、新しいタブを使用にしない
ようにお願いします。
(4) キーボードフォーカスについて
まれに、画面上からキーボードフォーカスが失われることがあります。マウスの
クリックによりフォーカスを再設定することで復帰します。
(5) Windows Vista ServicePack1適用時のマウスポインタの影について
ServicePack1を適用した状態でEditBoxまたはTextBoxにSetCursorを行った後、他の
オブジェクトにマウスポインタを動かすと、マウスポインタの影が真っ黒に表示され
ることがあります。
ResetCursorで指定したカーソルを解除する、もしくはPrintScreenキーを押下するこ
とで、マウスポインタの影が正常に戻ります。
(6) キーボードフォーカスを示す破線の表示について
ダイアログやメッセージボックスを表示させた際に キーボードフォーカスを示す破線が
表示されない場合があります。
これは破線が表示されていないという表示上の問題で、キーボードフォーカス自体は
オブジェクトにあたっています。
これはWindowsの設定による現象です。
[コントロール パネル]→[コンピューターの簡単操作]→[コンピューターの簡単操作センター]
→[キーボードを使いやすくします]
→[ショートカットキーを使いやすくします]
「ショートカットキーとアクセスキーにした線を表示します」へチェックが
されていない場合、フォーカスを示す点線の枠が表示されない場合があります。
（※デフォルトはチェックなし）
2．Windows XPでのご利用について
(1) 「詳細なテキスト サービス」をオフとしてご利用ください
SetIMECompObjectメソッドでmodeに$KANA（半角カタカナ）、$DKANA
（全角カタカナ）を指定しても ひらがな で表示されることが確認されて
います。
この現象は、マイクロソフト社製品に含まれる詳細なテキストサービスの
機能の問題によって発生しています。 |
| 機能追加・仕様変更 |
・何らかの理由でWindowsのRuntime Errorが発生した場合、Biz/Browserは例外(CRS-105)を発生しアプ
リケーションの実行が中断しないよう変更されました。
※ この例外が発生した場合、内部的に齟齬が発生している可能性が高いため、速やかにアプリケーシ
ョンの終了処理を行うことを推奨します。
・return構文内で中括弧{}を使用した記述が可能になりました。
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| 障害修正 | ・Windows Vista以降のOSでタブレットを接続した場合(タブレットPC、スレートPCを含む) かつIE内でBiz/Browserを動作させた場合、Biz/Browser終了時にアプリケーションエラー が発生する問題を修正しました。 |
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| グローバル関数 | 障害修正 | ・DATEDIF関数の出力指定がmdの時、特定の値を渡した場合に結果が不正になる問題を修正しました。 ・importConnectionLicense関数で接続ライセンスファイルをインポートした時、ライセンスファイル に記述されたセキュリティレベルが即座に反映されない問題を修正しました。 |
| FocusObjectクラス | 障害修正 | ・DialogまたはDocのプレビューを閉じた時、Dialog表示前にフォーカスがあったオブジェ クトに対し、予期しないLostFocus、GetFocusイベントが発生する問題を修正しました。 |
| ContainerObjectクラス | 障害修正 | ・スケーリング時、スクロールバーの上下ボタンでスクロールさせた場合、スクロールバーの位置と 表示されているオブジェクトの位置が同期しない場合がある問題を修正しました。 |
| Labelクラス | 障害修正 | ・スケーリング値が指定されたFormに直に配置されたLabelでドラッグ＆ドロップ可能な場所がずれる 問題を修正しました。 ・スケーリング時にドラッグ＆ドロップでドロップされた場合、DroppedEvent.xPos、yPosの座標値が 不正な問題を修正しました。 |
| Rootクラス | 障害修正 | ・Windows Vistaまたは7でAeroテーマを使用時にHardCopyメソッドを$HC_WINDOWオプションで実行した 場合、Rootウィンドウに重なったDialogが印刷されない問題を修正しました。 |
| Formクラス | 障害修正 | ・MouseWheelイベントで通知されるマウスポインタの座標が正しくない障害を修正しました。 ・Dialog上に配置したFormでマウスホイールによるスクロール操作ができず、MouseWheelイベントも 発生しない障害を修正しました。 ・スケーリング値が設定されたFormで、BgPatternに設定したSVGがスケーリングされない問題 を修正しました。 |
| Dialogクラス | 障害修正 | ・Windows VistaやWindows 7上でAeroテーマ使用時、Dialogを重ねた場合に、特定の条件で背面のDialog の画面更新が行われず表示が白くなってしまう問題を修正しました。 |
| TabFrameクラス | 障害修正 | ・Arrangementプロパティに$MULTILINEを設定するとCPU使用率が高いままになる障害を修正しました。 ・Windows XPでタブの高さがWindows Vistaおよび7より１ピクセル少なくなる問題を修正しました。 ・VisualStyleが無効な場合、タブの文字表示位置がBiz/Browser XEと異なる問題を修正しました。 ・VisualStyleが無効な場合、TabStyle=$PUSH時にTabPositionが$STD以外を指定するとTabFormが正常に 表示されない問題を修正しました。 ・VisualStyleが無効な場合、TabPositionが$TABRIGHTまたは$TABLEFTの場合デフォルトの表示が異常 な問題を修正しました。 ・VisualStyleが無効な場合、TabPositionが$TABRIGHTまたは$TABLEFTの場合、スケーリングを行うと タブが正常に表示されない問題を修正しました。 ・スケーリングされたFormにTabFrameをGetした場合、タブの大きさが誤った大きさに設定される問題を 修正しました。 |
| TabFormクラス | 機能追加・仕様変更 | ・UseMouseWheelプロパティが追加され、MouseWheelイベントが発生するようになりました。 |
| 障害修正 | ・Dialog上に配置したTabFormでマウスホイールによるスクロール操作ができない障害を修正しました。 ・VisualStyleが無効な場合、TabFrameのタブの耳の表示順がずれる問題を修正しました。 |
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| SplitterFormクラス | 機能追加・仕様変更 | ・UseMouseWheelプロパティが追加され、MouseWheelイベントが発生するようになりました。 |
| 障害修正 | ・Dialog上に配置したSplitterFormでマウスホイールによるスクロール操作ができない障害を修正しました。 |
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| Buttonクラス | 障害修正 | ・Activeプロパティを$FALSEにした直後にメッセージボックスを表示したときのボタンの見た目が 以前のバージョンと異なる場合がある障害を修正しました。 |
| SVGButtonクラス | 障害修正 | ・設定したSVGがスケーリングされない問題を修正しました。 |
| ListItemクラス | 障害修正 | ・DoubleClickedイベントで通知されるマウスポインタの座標が正しくない障害を修正しました。 |
| CheckItemクラス OptionItemクラス |
障害修正 | ・Layoutプロパティに$OPTIMALが設定されている場合に、Truncate、Insert、Deleteメソッドなどで 配列オブジェクトの構成を変更した直後にレイアウトが正しく表示されない障害を修正しました。 ・Layoutプロパティに$OPTIMAL、VisualStyleプロパティに$FALSEが設定されている場合に、チェック ボックス、ラジオボタンの幅が正しく計算されない障害を修正しました。 |
| ComboBoxクラス | 障害修正 | ・スケーリング実行時、表示が選択状態のようになる場合がある問題を修正しました。 ・スケーリング実行時、Form内に表示が収まっているにもかかわらずFormにスクロールバーが表示される 場合がある問題を修正しました。 |
| FlexViewクラス | 障害修正 | ・RowPositionを指定した際、スクロールバーの位置の更新が正しく行われない問題を修正しました。 ・スケーリング縮小時縦スクロールバーが表示されていると、横スクロールバーを最後まで移動しても 最終カラムの表示が欠ける問題を修正しました。 ・横スクロールバーがある状態で画面更新が行われる際、意図しないスクロールが発生する場合がある 問題を修正しました。 |
| FlexTextBoxクラス FlexListBoxクラス |
障害修正 | ・AutoCursorMoveプロパティを$TRUEにしてカーソルの移動を自動で行ったときに、以下の動作が 正しく行われない障害を修正しました。 (1) CursorMovedイベントの発生 (2) RowPosition、ColumnPositionプロパティの更新 (3) 移動先セルのIMEModeプロパティによるIMEの切り替え |
| FlexRowクラス | 機能追加・仕様変更 | ・FlexView.GetRow(row).GetColumn(col)と記述した際「無効なアクセッサです」のエラーとなる制 限がなくなりました。 |
| EventListenerクラス | 障害修正 | ・外部プログラムの終了待ちなどによりCRSスクリプトの実行が中断しているときにイベントを 受信すると、デッドロックによりBiz/Browserがハングアップする場合がある障害を修正しました。 |
| ExtValクラス | 障害修正 | ・.NETに渡す値としてオブジェクト参照(ver変数など)を指定すると、値が適切に渡せない障害を修正 しました。 ・.NETに渡す値として指定した数値に誤差が生じる場合がある障害を修正しました。 |
| CSVDocumentクラス | 障害修正 | ・Truncateメソッドの引数にCSVDocumentの行数と同じ値を指定した場合に例外が発生しない障害を 修正しました。 ・InsertColumnがSetColumnNameで設定したカラム名に対して作用しない問題を修正しました。 |
| XmlDocumentクラス | 障害修正 | ・空のXmlDocumentに対して、親クラスであるXmlNodeのメソッドを呼び出した際、アプリケーション エラーが発生する問題を修正しました。 |
| XmlNodeクラス | 障害修正 | ・複数のテキストノードがあるエレメントに対してNormalizeメソッドで正規化すると、テキストノードの 文字列が逆転する障害を修正しました。 |
| Fileクラス | 機能追加・仕様変更 | ・例外メッセージに対し、可能な場合OSレベルの詳細エラーメッセージを付加するようになりました。 |
| SSpreadクラス | 障害修正 | ・Clip、ClipValueプロパティの行区切り文字に"\n"が使用して値を設定できない障害が修正され、 "\r\n"、"\r"、"\n"の3種に対応しました。値を取得した場合は"\r\n"が区切り文字になります。 ・イベントハンドラでSSpreadの参照系メソッドの呼び出し、プロパティの参照のみを行った場合 （SSpreadの状態に変化が無い場合）に、それ以降のスプレッドシートの表示が不正になる障害 を修正しました。 ・コンボボックス型セルで、TypeComboBoxClear、TypeComboBoxRemoveItemメソッドにより編集した リスト項目が、他のプロパティの設定時に元に戻ってしまう障害を修正しました。 ・コンボボックス型セルで、TypeComboBoxCurSel、TypeComboBoxStringプロパティがセルブロックに 対して設定できない障害を修正しました。 ・チェックボックス型セルで、TypeCheckCenterプロパティを$TRUEにしても他のプロパティの設定 によって中央寄せにならない場合がある障害を修正しました。 ・マスク型セルで、TypePicDefaultTextプロパティを設定すると入力中に不正な文字が表示される 場合がある障害を修正しました。 ・スプレッドシートの操作中にSHIFTキーが押されたままのような動作(ブロック選択操作)になる 場合がある障害を修正しました。 ・ロックされたセルに対してClip、ClipValueプロパティで値を設定したときにEditErrorイベント が発生してしまう障害を修正しました。 ・ヘッダ部分に対してクリップボードからのデータの貼り付けができてしまう障害を修正しました。 ・ピクチャ型セルで、TypePictCenterプロパティとTypeHAlign、TypeVAlignプロパティの両方を設定 した場合に、TypePictCenterプロパティの値が正しく取得できず、$TRUEを設定しても中央寄せに ならない場合がある障害を修正しました。 ・セルの編集中にスクリプトからプロパティを設定、またはメソッドを呼び出すと、動作が不安定に なる場合がある障害を修正しました。 ・OperationModeプロパティが$OperationModeNormal、$OperationModeRead以外のときに、SelectionCount プロパティで選択行数が取得できない障害を修正しました。 ・Excel形式ファイルへの出力時に列幅が正しく出力されない場合がある障害を修正しました。 ・複数行表示のラベル型セル、文字型セルで、MaxTextCellHeight、MaxTextRowHeightプロパティによる セル、行の高さが正しく取得できない場合がある障害を修正しました。 |