Biz/Browser SmartDevice(Windowsタブレット)をご利用いただき、誠にありがとうございます。
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OSによる制約/差異 以下の機能について、Windows上ではAndroidやiOSと挙動が異なる、または正常動作しない事が確認されています。 ご利用になれない、もしくは正しく動作しませんのでご注意ください。 (1) ルートウィンドウのサイズについて ・Windowsデスクトップアプリのため、AndroidやiOSと異なり標準では全画面表示ではなくウィンドウ状態での 表示となります。 Windowsタブレット動作時の独自の機能としてルートオブジェクト(Root)のWidthプロパティへ32767を設定すると全画面 表示モードへ移行します。 (2) フォントの差異について ・端末内蔵の標準フォントの違いにより、Biz/Browser VやBiz/Browser Mobile、 Biz/Browser SmartDeviceの他のプラットフォームと比較して行間や文字幅が異なることがあります。 標準フォントとして「Meiryo UI」、「メイリオ」、「MS P明朝」、「MS 明朝」を採用しています。 ・フォントサイズの算出方法がBiz/Browser Vと異なり、フォントの外径(セル)の高さを基準としたものからフォントの 内径(文字本体)の高さを基準としたものに変更されているため、Biz/Browser Vと同じサイズを指定した場合、 Biz/Browser SmartDeviceの方が大きな表示サイズとなります。 (3) 表示の差異について ・文字列が表示領域に収まらなかった場合の表示や、ワードラップ処理の結果が、 Biz/Browser VやBiz/Browser SmartDeviceの他のプラットフォームと異なることがあります。 ・使用可能な改行コードはBiz/Browser SmartDevice(iOS、Android)と異なり、Windows標準の「\r\n」となります。 ・タブレットのタッチ操作での利用を重視し、Windows標準とは異なる表示、操作感となっていることがあります。 ・ポップアップメニューはBiz/Browser V同様、クリック(タップ)位置に階層構造で表示されます。 ・Biz/Browser SmartDevice(iOS、Android)と異なりスクロールバーが存在するため、実表示サイズが変動することがあります。 ・Biz/Browser VやBiz/Browser Mobile、Biz/Browser SmartDeviceの他のプラットフォームとは GUIの外観がそれぞれと異なることがあります。 (4) ファイルシステムの差異について ・OS間の違いによりドライブやディレクトリの構造が異なりますので、 絶対パスでのアクセスなどで動作しないことがあります。 (5) 文字入力に関する差異について ・Windowsタブレット動作時では独自のソフトウェアキーボード(SIP)が搭載されています。 iOSやAndroidのようなOSの入力機構と一体化したものと異なり、ハードウェアキーボードのエミュレータとして 実装されています。よってIMEや入力制御などはハードウェアキーボード使用時と同様に動作します。 (6) Biz/Designer Mobileとのローカルデバッグ機構について ・Biz/Browser SmartDevice (Windowsタブレット)はBiz/Designer Mobileとのリモートデバッグ機構に加え、 Biz/Designer Mobileのローカルデバッグ用Biz/Browserとして使用することができます。 Biz/Designer Mobileの[オプション]-[基本環境]タブの[Biz/Browserのパス]へインストールされた Biz/Browser SmartDeviceの実行ファイル(exe)のパスを指定してください。 CRSエンジンに関する制約/差異 ・内部文字コードにはUnicode(UTF-16)を採用しています。 また、バイト列と文字列間の変換時はUTF-8を採用しています。 GUIオブジェクトに関する制約/差異 ・DateEditクラスはハードウェアキーボードからの入力はできません。 専用の入力ウィンドウを表示、利用して入力します。 ・NextTabKeyプロパティ、PrevTabKeyプロパティなど、キー操作によるフォーカス制御はできません。 また、KeyDownイベントは発生しません。 ・端末の解像度(dpi値)に応じて、自動的にスケーリング処理が行われます。 詳細はBiz/Browser SmartDevice CRSマニュアルの「Biz/Browserの概要」→「スケーリング動作について」を ご参照ください。 ハードウェアの機能に関する制約/差異 ・Runtimeクラスでのカメラによるキャプチャ機能には現時点では対応しておりません。 ・Runtimeクラスでの位置測位機能には現時点では対応しておりません。
■ APIバージョンが更新されました。 対応APIバージョンはver.9です。 変更点などについては下記の関連資料をご参照ください。 ・API ver.9リリースノート ■ 動作環境 【動作保証OS】 - Windows 10 【動作可能OS】 - Windows 7以降 ■ 変更履歴 過去の変更履歴
機能追加 ・//.SYS.OSのOS名に"Windows 10"が追加されました。#16308
障害修正 ・String型とNumber型の値の比較演算子(==, !=)が適切に判定できないことがある問題を修正しました。#17163 ・通信のタイムアウト設定が有効とならないことがある問題を修正しました。#16501 ・クライアント証明書を用いた通信を行えない問題を修正しました。#17140 ・Windows 10 Fall Creators Updateの環境にて、Biz/Browserの起動直後にキー入力を行うと1文字目の入力が欠落する問題を修正しました。#17271 ・Windows 10 Fall Creators Updateの環境にて、Biz/Browserのウィンドウが非活性の状態からGUIコントロールをクリックするとクリック操作が欠落する問題を修正しました。#17271 ・タイトルバー上で右クリックした際に表示されるコンテキストメニューを選択しても無視される問題を修正しました。#17291
障害修正 ・SetCursorメソッド実行後すぐにResetCursorメソッドを実行した場合、ウェイトカーソルの表示が消えない問題を修正しました。#16576
障害修正 ・ダイアログを同時に2個以上表示できない問題を修正しました。#16390
障害修正 ・MoveFocusメソッドでフォーカス移動を行った際、ソフトウェアキーボードが表示されないことがある問題を修正しました。#16373 ・ソフトウェアキーボードのキーのボタンをダブルクリックした際、キーの名称がクリップボードにコピーされてしまう問題を修正しました。#16385 ・ソフトウェアキーボードを表示中に入力対象のオブジェクを削除した場合、Biz/Browserが強制終了する問題を修正しました。#16274 ・Biz/Browserのウィンドウが非活性の状態からソフトウェアキーボードを表示した際、ソフトウェアキーボードが表示されないことがある問題を修正しました。#17273
機能変更 ・X, Y, Width, Heightプロパティへ設定した値が反映されるように動作を変更しました。#17248
障害修正 ・スクロール操作中にスクロールバーの表示が更新されない問題を修正しました。#17293
障害修正 ・Iconプロパティに-1(アイコン非表示)を指定した場合も、アイコンの表示領域が空白表示されてしまう問題を修正しました。#17249
障害修正 ・XMLデータ中のxmlnsの指定が空文字列になっている場合、Biz/Browserが強制終了する問題を修正しました。#16585
障害修正 ・ValueプロパティにArrayオブジェクトを代入しても正常にデータが反映されない問題を修正しました。#17195