帳票全体の設定を行います。
印刷用紙を表します。すべてのフィールドはページ内に配置する必要があります。以下に用紙のプロパティを示します。
・フォーム名
フォームの名称です。スクリプトでフォームを識別する場合などに使用します。印刷には関係しません。
・タイトル
フォームのタイトルです。このタイトルはウィザードで作成する帳票の見出しに設定されます。
・用紙の種類
A4、B5など、用紙の種類を指定します。
・用紙のサイズ
用紙の種類に「ユーザ指定」を指定した場合のみ使用できます。「ユーザ指定」以外を選択した指定は、指定した用紙の大きさが表示されます。
・用紙の向き
用紙の印刷方向を指定します。
・基本グリッドサイズ
フィールド配置の基準となるグリッド線の間隔を指定します。フィールド配置を強制しない場合、実際に配置できる位置はグリッド間隔よりも細かく、縦方向はグリッドの1/4ごと、横方向はグリッドの1/2ごとにフィールドを配置することができます。指定できる値は以下のとおりです。
縦方向 |
説明 |
---|---|
1/6インチ |
一般的な帳票で多い設定です。 |
1/8インチ |
少し細かい配置を行う場合に使用します。 |
1/10インチ |
非常に細かい配置です。 |
1/18インチ |
既存帳票に位置を合わせる場合などに使用します。1/72インチ単位で位置合わせが可能です。 |
横方向 |
説明 |
---|---|
1/10インチ |
一般的な帳票で多い設定です。 |
1/12インチ |
少し細かい配置を行う場合に使用します。 |
1/15インチ |
非常に細かい配置です。 |
・フィールド配置を強制
フィールドの配置をグリッド上に強制します。グリッドとグリッドの間へのフィールドの配置や、1.5グリッド分の大きさを指定することはできなくなります。
・余白
用紙の上と左側の非印字領域を行数と桁数で指定します。
1枚の用紙を分割して複数のページの内容を集約して印刷することができます。以下にページ分割のプロパティを示します。
ページ分割を指定すると、FormEditorの編集画面に分割位置を示す境界線が緑色で表示されます。この境界線で区切られた領域の内、基本となる一番左上の領域が基本ページとなります。
・分割しない
ページ分割は行いません。
・縦2分割、縦3分割
ページを縦方向で分割します。1番上の領域が基本ページとなります。上から下に向かい1ページ目、2ページ目が印刷されます。
・横2分割、横3分割
ページを横方向で分割します。1番左側が基本ページとなります。左から右に向かい1ページ目、2ページ目が印刷されます。
・4分割
ページを縦横とも2つに分割します。左上が基本ページとなります。上の段の左から右に向かい1ページ目、2ページ目が印刷され、下の段の左から3ページ目、4ページ目と印刷されます。
カーボン用紙のように同じ印字内容を複数の紙に印刷するための複写紙機能があります。複写紙機能では元の印刷結果を2枚または3枚に印刷することができます。また、2枚目と3枚目では印刷色を変えたり、別の文字を印字したりすることができます。
以下に複写紙のプロパティを示します。
・カーボンコピーを使わない
複写紙機能を使わない場合、ここを選択してください。
・2枚(3枚)綴りのカーボンコピー
複写紙機能を使う場合、ここを選択してください。選択すると2枚目または3枚目の色の設定が有効となります。
・2枚目(3枚目)の印刷色
2枚目と3枚目の印刷色を8色まで指定することができます。
・背景色の白を透明色として扱う
白を指定した場合に、それを背景の透明色として扱う場合はチェックします。
複写された2枚目と3枚目に印字されるテキストフィールドは、個別に複写属性を指定することができます。
詳細はテキストフィールドの「複写」を参照してください。
設計画面の背景に画像を表示します。紙の帳票をスキャナで取り込んだ画像などを下敷きにして、フィールドの位置や大きさの参考にできます。プレプリント用紙(罫線などが印刷済みの用紙)の画像を下敷きにすれば、印字位置の調整時にも利用できます。
下敷き画像は設計時のみ画面に表示される画像で、印刷されることはありません。
以下に下敷き画像のプロパティを示します。
・フォーム名
下敷き画像の設定を行うフォーム名を選択します。
・下敷き画像を使用する
下敷き画像を使う場合は、ここを選択します。
・画像ファイル
使用する画像ファイルを指定します。ファイルパスを直接入力するか、参照ボタンを押して画像ファイルを選択してください。
・拡大/縮小
画像を表示するときの拡大、縮小率を指定します。
・位置調整
画像を表示する位置を指定します。
・色の濃さ
画像を表示するときの色の濃さを指定します。
・白黒にする
画像の色情報を無視して、白と黒だけで表示します。
複数のフォームが存在する場合のみ表示されます。ここでは、複合フォームに関する設定をします。
・リージョン接続
フォーム間のリージョン接続を設定します。ここでは全てのリージョンについて設定が可能です。
左側のリストは、接続されているリージョンの一覧です。リストの順序通りに接続されます。
右側のリストは接続されていないリージョンの一覧です。
「追加」「削除」ボタンで左右のリスト間を移動できます。
「▲」「▼」ボタンでリージョンの順序を変更できます。
・先頭フォームを開始ページとして処理する
リージョン接続の先頭にあるリージョンを含むフォームを開始ページとして処理します。
・最終フォームを最終ページとして処理する
リージョン接続の最後にあるリージョンを含むフォームを最終ページとして処理します。
・繰り返し改ページグループ
複合フォームによるフォームの変更を行う単位を指定します。改ページ指定されたグループが指定できます。
複合フォームの具体的な使用方法については、PrintStreamチュートリアル「複合フォーム」を参照してください。