「開発したBiz/Browser
Mobileアプリケーションをリリース」するなど、特定のタイミングでリポジトリにタグを付与することにより、履歴参照時の目印に、また「プロジェクトのダウンロード」、「プロジェクトのエクスポート」で過去の状態を取り出す必要が生じた場合に利用することができます。
たとえば初期リリース時、"TestRelease"というタグをリポジトリに付けます。
[ソース管理]メニューの[現リビジョンにタグを付ける]コマンドを実行します。
「タグ設定」ダイアログが開きます。
マスターファイルとの同期を完全にしたい場合「実行前に修正中ファイルが存在するか確認する」オプションを付ければ更新漏れを防止できます。
すでの同名のタグが存在すればエラーとなりますが、「既存の同名タグを強制的に上書きする」オプションを付ければ、現在のタグを上書きします。
[実行]ボタンを押し実行します。
アウトプットビューに結果が表示されます。
"T"はファイルにタグが付与されたことを示します。
タグの付与状況は各ファイルの「ソース管理」ペインで確認できます。
上記のようにリビジョン1.2にタグが付けられているのが確認できます。
リリース後、開発が進行し各ファイルのリビジョンも進行していった場合、急に前回リリースのプロジェクトファイル群一式が必要になったとしても、すでにすべての開発クライアントにそのリビジョンのファイルは残っていません。
そこでタグを利用し前回リリース時のソースファイル一式をエクスポートします。
「プロジェクトのエクスポート」は「プロジェクトのダウンロード」とよく似ていますが、「ソース管理」のための管理ファイルを作成せず純粋にファイルのみを取得します。また、かならずタグや日付を指定しなくてはならないところが異なります。
[ソース管理]メニューの[プロジェクトのエクスポート]を実行します。
オプションの「指定タグのリビジョンを取得」に対象となるタグを入力し実行します。
成功すればファイルが指定フォルダにエクスポートされます。