Decryptorクラス

暗号化されたデータの復号化を行うクラスです。

データの暗号化にはEncryptorクラスを使用します。

暗号化されたデータに応じて2種類の方法があります。

ひとつは、Reader/Writerオブジェクトの入出力を暗号化する方法で、Decryptorクラスのコンストラクタにデータの入出力に利用するオブジェクトを指定します。

使用例

var fs = new FileSystem;
var fp = fs.Open("data.txt", FileSystem.OPEN_READ);
var dec = new Decryptor(fp, "password", Decryptor.CALG_BLOWFISH);
var data = dec.Read();
dec.Close(true);

この例では、DecryptorオブジェクトdecをFileオブジェクトfpを引数に初期化しているので、dec.Readで暗号化したデータがfpの指すファイルから読み込まれ復号化した後で戻り値として返されます。このようにDecryptorオブジェクトは、復号化を行うフィルターのような動作をします。

もうひとつの方法は、文字列を直接復号化する方法です。

var dec_data = Decryptor.DecryptString("暗号化された文字列", "password", Encryptor.CALG_BLOWFISH);

この例では、"暗号化された文字列"を復号化してdec_data変数に格納しています。

デフォルトプロパティとValueType

デフォルトプロパティはありません。ValueTypeの指定は無効です。

プロパティ | メソッド | イベント