API version 4

DateEditクラス

iOSAndroidWindows

Object

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

NetObject

 

 

 

 

 

 

 

DisplayObject

 

 

 

 

 

 

 

FocusObject

 

 

 

 

 

 

 

EditObject

 

 

 

 

 

 

 

DateEdit

 

 

 

日付入力専用のテキストボックスを表示するクラスです。
DateEditではキーボード入力のほか、日付の入力をサポートする日付入力ポップアップ機能があります。

 

画面表示例

 

 

Formatプロパティに時刻を含むフォーマットを指定した場合、日付入力ポップアップに日付と時刻の切り替えスイッチが表示されます。

 

キーボード操作

 

このオブジェクトはキーボード操作に対応しています。下記のキー操作を行うことができます。

 

キー

説明

0〜9

数字1桁を入力

SPACE

入力ポップアップを表示

BACK

1文字削除

RETURN

入力中の値を確定

UP

現在カーソルがある位置の数字をインクリメント(+1)

LEFT

カーソル位置を一つ左へ

BOTTOM

現在カーソルがある位置の数字をデクリメント(-1)

RIGHT

カーソル位置を一つ右へ

 

日付入力ポップアップの操作

 

DateEdit上でのタップ操作で日付入力ポップアップを表示します。

日付または時刻の値を変更するとDateEditに値が反映され、「閉じる」ボタンを押すか、ポップアップ外をタップすると日付入力ポップアップを閉じて値が確定します。

 

・「今日」ボタンを押すと、現在の日付および時刻がセットされます。

・「クリア」ボタンを押すと、入力中の日付および時刻がクリアされます。

 

Formatプロパティの指定により入力可能な日付に制約がある場合、日付入力ポップアップに表示できる日付もその範囲内となります。例えば、年が2桁の場合は1950年から2049年が表示範囲となります。

 

フォーマット

 

Formatプロパティを指定しない場合は、"YYYY/MM/DD"が指定されたものとして動作します。

 

西暦は4桁から2桁の範囲で指定でき、それぞれ以下の範囲の入力が可能です。

 

2桁:1950年〜2049年

0〜49は2000年から2049年、50〜99は1950年から1999年と解釈されます。

 

3桁:1900年〜2099年

0〜499は2000年から2499年、500〜999は1500年から1999年と解釈されます。

ただし、Date型の表現範囲内となる1900年から2099年の範囲が有効です。

 

4桁:1900年〜2099年

入力値がそのまま西暦として解釈されます。

ただし、Date型の表現範囲内となる1900年から2099年の範囲が有効です。

 

年をFormatプロパティの複数の箇所に指定することも可能ですが("YY/MM/DD YY"など)、"YY(YYYY)"など桁数の異なる指定はできません。

 

年には和暦を使用できます。和暦は必ず暦("WR")と年("WYY")を組み合わせて使用します。

西暦と組み合わせて使用する場合("WRWYY(YYYY)"など)は、入力値の解釈は西暦または和暦の入力を行った方を優先して解釈します。年以外の要素を入力した場合は、画面上で左側に指定されているほうを優先的に解釈します。

 

非表示要素の補完

 

Formatプロパティで入力項目として指定されていない項目がある場合(年月だけを入力項目とした"YY/MM"など)は、不足部分は自動的に補完されます。Valueプロパティがスクリプトで事前に設定されている場合は、その日付時刻で補完されます。設定されていない場合は、年月は今日の値、日は1日、時刻は00:00:00で補完されます。

 

補完された日付が不正な日付となる場合は、正当な日付となるように以下のルールで補正が行われます。

 

・補正される項目は、入力項目よりも単位の小さい部分だけです。

例えば、月が入力項目の場合は年は補正されません。日が入力項目の場合は、年と月は補正されません。

 

・補正はより小さい単位を優先して行われます。

例えば、スクリプトで

Value = "2000/2/29";
Format = "YYYY";

が指定されている場合は、月と日が補正候補となります。

この状態で2005を入力すると、月と日がValueプロパティから補完されて2005/2/29となりますが、不正な日付です。

月の補正では2005/3/29、日の補正では2005/2/28となりますが、このような場合はより単位の小さい日の補正(2005/2/28)により正当な日付に変換されます。

 

・補正はできるだけ入力値に近い日付になるように行われます。

例えば、スクリプトで

Value = "1989/1/5";
Format = "WRWYY\"年 \"MM\"月\"";

が指定されている場合は、"昭和64年01月"となります。

この状態で平成1年と入力すると、平成1年でもっと近い日付である1989/1/8に補正されます。

また、

Value = "2005/3/31";
Format = "YY/MM";

が指定されているの場合は、4、6、9、11月の入力では30日に、2月の入力では28日または29日に補正されます。

 

その他の制限事項

 

Formatプロパティに以下の指定を行うことはできません。

・TZの指定

タイムゾーンを表示するTZの指定を行うことはできません。

・uの指定

時刻をUTCで表示するオプションuを指定することはできません。常にローカル時刻となります。

・日付時刻の要素を含まない指定

日付時刻の要素を含まない場合("/DAY,."など)は、PKG-37例外が発生します。

 

デフォルトプロパティとValueType

 

デフォルトプロパティはValueです。ValueTypeの指定は無効です。

 

スケーリング時の注意点

 

◆ 日付入力ポップアップはスケーリングの対象外です

 

 

プロパティ | メソッド | イベント

 



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