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clipboardCut

選択範囲をクリップボードに格納し、選択範囲をクリアします。

copyable プロパティがfalseの場合は何も起こりません。 選択範囲が複数ある場合や選択範囲の内と外にまたがった結合されたセルがある場合は例外が発生します。

クリップボード経由のデータのやり取りでは Spread オブジェクト同士の場合は MODIFY_ALLならスタイルを含めたデータが、MODIFY_VALUEの時は値のみがやり取りされますが、 それ以外の場合はタブ区切りテキスト形式となります。

呼出形式一覧

呼出形式	説明
void clipboardCut([integer modifyElement])	選択範囲をクリップボードに格納後、modifyElement の値に従って選択範囲をクリアします。

戻り値一覧

戻り値	説明
void	なし

引数一覧

引数	説明
modifyElement	選択範囲をクリップボードに格納後、クリアする時の動作。省略時はMODIFY_DEFAULTです。 以下の値の組み合わせを指定します。 定数値 説明 MODIFY_DEFAULT 0: pasteMode プロパティに従う。 MODIFY_ALL 1:値・スタイルを含めて変更する。 MODIFY_VALUE 2:値のみ変更する。 MODIFY_ADVANCE 0x00010000: 変更対象のセルがロックされていると、ロックされていないセルについてのみ変更する。 未指定の時は変更せず例外を発行する。

例外

識別子	説明
CRS::Common::UI::Spread-3:1	選択範囲が複数あります。
CRS::Common::UI::Spread-3:2	結合されたセルの一部に重なっています。
CRS::Common::UI::Spread-3:3	セルがラベル型もしくはロックされています。

関連項目

copyable プロパティ

pasteMode プロパティ

clipboardCopy 、 clipboardPaste メソッド

使用例 CRSダウンロード

Form Spread_clipboardCut {
   x = 0;
   y = 0;
   width = 800;
   height = 600;

   Spread spread1 {
           x = 8;
           y = 8;
           width = 640;
           height = 440;

           spread1 << CSV {
                   1,2,3,4,5
                   2,3,4,5,6
                   3,4,5,6,7
                   4,5,6,7,8
           };

           maxColumns = 20;
           maxRows = 20;

           range("A1:B2").select();
   }

   Button button1 {
           x = 664;
           y = 32;
           width = 112;
           height = 32;
           title = "実行";
           function onTouch(e) {

                   #選択範囲をクリップボードにカットします
                   ^.spread1.clipboardCut();

                   ^.spread1.range("B6:G7").select();

                   #選択範囲に繰り返しペーストを行います
                   ^.spread1.clipboardPaste(Spread.CLIPBOARDPASTEOPTIONS_TILINGPASTE);
           }
   }
}