Root.SetUserSipメソッド

 

説明

ShowSIPメソッドやEditObject.IMEModeプロパティで指定可能なSIP IDSIP制御プラグインDLLとのマッピングを行います。

 

のみ使用できます

より追加されました

 

SIP制御プラグインDLL

業務用ハンディターミナルなどでは機種固有のSIPを搭載している場合があり、またSIPの制御を独自のSDKおよびAPIで制御する場合があります。

従来のBiz/Browser Mobileでは端末独自のSIPを制御する方法がなく、また入力モードも一般的なWindowsで指定可能なもののみ指定可能でありSIP固有の機能を使用することができませんでした。

SIP制御プラグインを用いることで、Biz/Browserの持つSIP制御の簡易さと端末独自のSIPの機能をフルに利用することが可能になります。

 

SetUserSipメソッドによりマッピングされたSIP IDShowSIPメソッドやIMEModeプロパティに設定すると、各指定値がプラグインへリダイレクトされます。

プラグインでは指定値を判断しSDKにより提供されているAPIを呼び出すことにより、独自のSIP制御を行います。

 

SIP制御プラグインへリダイレクトするためには必ずSIP IDを指定する必要があります。

例えばプラグイン経由でSIPを閉じる場合、

IMEMode = $SIP_CLOSE;

は無効で

IMEMode = $SIP_USER1 + $SIP_CLOSE;

と指定する必要があります。

 

呼出形式

//.SetUserSip( sipId, dll )

 

戻り値

なし

 

引数

integer sipId

プラグインDLLを設定するSIP IDを指定します。以下の値のいずれかを指定します。

定数

説明

$SIP_HIRAKATA

「ひらがな/カタカナ」モード

$SIP_ROMAJI

「ローマ字/かな」モード

$SIP_HWINPUT

「手書き入力」モード

$SIP_HWSEARCH

「手書き検索」モード

$SIP_USER1

SIP制御プラグイン割当用

$SIP_USER2

SIP制御プラグイン割当用

$SIP_USER3

SIP制御プラグイン割当用

 

プラグイン割当用に$SIP_USER13IDが用意されていますが、既存のID($SIP_HIRAKATAなど)を指定し、既存のSIP設定を上書きすることも可能です。

 

 

String dll

SIP制御プラグインDLLのファイル名を指定します。

dllCallDllメソッドで使用するプラグインと同じdllフォルダ内に配置する必要があります。

 

例外

なし

 

 

使用例

//.SetUserSip($SIP_USER1, "UserSip.dll");

 

関連項目

ShowSIPメソッド

EditObject.IMEModeプロパティ

 



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