FileSystem.SaveDialogメソッド

 

説明

ダイアログで保存するファイルを選択します。

 

ファイル保存ダイアログを表示し、ユーザが保存するファイルを選択します。選択したファイルは書き込みモードで開かれ、Fileオブジェクトに割り当てられます。

ダイアログでキャンセルが選択された場合は、PKG-21例外が発生します。

 

呼出形式

var f = fs.SaveDialog( title, filter, suffix, fileName [, attr [, noChdir]] )

 

戻り値

開いたファイルのFileオブジェクト

 

引数

String title

ダイアログに表示するタイトル

 

 

String filter

ダイアログに表示するファイル名のフィルタ

表示する内容とワイルドカードのペアを"="で接続して指定します。

複数のワイルドカードを指定する場合は、";"で区切ります。複数のフィルタを指定する場合、"/"で区切ります。

ファイル名として有効な文字とワイルドカード文字"*""?"だけが指定できます。空白文字を含めることはできません。

 

(例)

フィルタ文字列

表示する内容

表示されるファイル

"テキストファイル(*.txt)=*.txt"

テキストファイル(*.txt)

拡張子がtxtのファイル

"テキスト(*.txt,*.log)=*.txt;*.log"

テキスト(*.txt,*.log)

拡張子がtxtlogのファイル

"テキスト形式=*.txt/ワープロ形式=*.doc"

テキスト形式

拡張子がtxtのファイル

ワープロ形式

拡張子がdocのファイル

"すべてのファイル=*.*"

すべてのファイル

すべてのファイル

 

 

 

String suffix

標準の拡張子

ユーザがファイル名に拡張子を付加しない場合に、ピリオドとsuffixに指定した文字の左から3文字が拡張子として採用されます。suffixにはファイル名として有効な文字だけが指定できます。

 

 

String fileName

ファイル名の初期値

絶対パスを含んだファイル名を指定すると初期フォルダを指定することができます。

 

 

integer attr

開くファイルの属性

以下の値を指定します。

定数

説明

FileSystem.ATTR_EXECBLOCK

ATTR_EXECBLOCKを指定すると、作成するファイルに、インターネット由来のファイルなど、直接実行すると危険であるというマークを付与します。詳細はOpenメソッドを参照してください。

省略した場合は、属性は指定されません。

 

より追加されました

ではサポートされていません

 

 

boolean noChdir

$FALSE時実行後カレントディレクトリをファイルを選択したディレクトリへ移動します(デフォルト)

$TRUE時実行後カレントディレクトリを移動しません。

より追加されました

ではサポートされていません

 

例外

RTM-3

ファイルをオープンできません

 

PKG-19

ファイル名が不正です

 

PKG-20

ファイルセレクションダイアログが開けません

 

PKG-21

ファイル選択はユーザにより中止されました

 

RTM-34

このコンピュータは、実行ブロック機能をサポートしていません

 

RTM-35

ファイル’xxx’のボリュームパスが見つかりませんでした

 

RTM-36

ボリュームパス’xxx’のボリューム情報にアクセスできませんでした

 

RTM-37

ボリュームパス’xxx’は実行ブロック機能をサポートしていません

 

RTM-38

ゾーン識別ファイル’xxx’が作成できませんでした

 

RTM-39

ゾーン識別ファイル’xxx’の書き込みに失敗しました

 

RTM-40

OPEN_WRITEモード以外でファイル属性を指定することはできません

 

使用例

var fs = new FileSystem;
var f = fs.SaveDialog("保存", "テキストファイル(*.txt)=*.txt", "txt", "Readme.txt");
var data = "サンプル";
f.Write(data);
f.Close();

 

関連項目

OpenOpenDialogメソッド

Fileクラス

 



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