FileSystem.Openメソッド

 

説明

ファイルを開きます。

 

開いたファイルはFileオブジェクトに割り当てられます。

 

呼出形式

var f = fs.Open( fileName, mode [, attr ] )

 

戻り値

開いたファイルのFileオブジェクト

 

引数

String fileName

開くファイルの仮想ファイル名

 

 

integer mode

オープンモード

以下の値を指定します。

定数

説明

FileSystem.OPEN_READ

読み込みモード

ファイルを読み込む場合に指定します。

FileSystem.OPEN_WRITE

書き込みモード

ファイルに書き込む場合に指定します。既存のファイルを開いた場合、そのファイルの内容は破棄して、ファイルの最初から書き込みます。

FileSystem.OPEN_APPEND

追記モード

ファイルに書き込む場合に指定します。既存のファイルを開いた場合、そのファイルの内容に追記します。

 

 

integer attr

開くファイルの属性

以下の値を指定します。

定数

説明

FileSystem.ATTR_EXECBLOCK

ATTR_EXECBLOCKを指定すると、作成するファイルに、インターネット由来のファイルなど、直接実行すると危険であるというマークを付与します。詳細は下記を参照してください。

省略した場合は、属性は指定されません。

 

より追加されました

ではサポートされていません

 

例外

RTM-3

ファイル'xxx'をオープンできませんでした

RTM-34

このコンピュータは、実行ブロック機能をサポートしていません

RTM-35

ファイル’xxx’のボリュームパスが見つかりませんでした

RTM-36

ボリュームパス’xxx’のボリューム情報にアクセスできませんでした

RTM-37

ボリュームパス’xxx’は実行ブロック機能をサポートしていません

RTM-38

ゾーン識別ファイル’xxx’が作成できませんでした

RTM-39

ゾーン識別ファイル’xxx’の書き込みに失敗しました

RTM-40

OPEN_WRITEモード以外でファイル属性を指定することはできません

 

使用例

var fs = new FileSystem;
var f = fs.Open("/sample.txt", FileSystem.OPEN_READ);
var data = f.Read();
f.Close();

 

関連項目

Fileクラス

 

 

 

ATTR_EXECBLOCK属性について

 

このマークが付与されたファイルは、エクスプローラなどでダブルクリックして実行しようとすると、本当に実行しても良いかユーザに確認するダイアログが表示されます。

 

 

この警告は、上図の「この種類のファイルであれば常に警告する」をオフにするか、下図のファイルのプロパティダイアログから、「ブロックの解除」をクリックすると解除することができます。

 

 

この機能は、Windows XP SP2から導入された、Zone.Identifierという仕組みに基づいています。したがって、Zone.Identifier機能が有効ではないOSや、Zone.Identifierの動作条件を満たさない場合には動作しません。従って、ATTR_EXECBLOCKが正しく機能するためには、次の条件を全て満たす必要があります。

 

1. Windows XP SP2以降のOS

2. ファイルシステムがNTFS形式

3. Zone.Identifier情報を記録するために充分な空き容量がディスクに残っていること

4. オープンモードがFileSystem.OPEN_WRITEであること

 

これらの条件を満たさない場合、ATTR_EXECBLOCKの指定は失敗し、例外が発生します。

 



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