Biz/Browser 5.0.0
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STree |
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簡易操作ツリービューを表示するクラスです。従来のTreeViewクラスよりも扱いやすいツリー構造の表示を実現します。
各ツリーアイテムの操作にはSTreeItemクラスを使用します。
STreeクラスはTreeViewクラスとは異なり、個々のツリーアイテムに対応するオブジェクトはありません。FlexViewクラス同様、個々のツリーアイテムはSTreeクラスの内部データとして管理され、STreeItemクラスを介して操作する必要があります。
ツリーアイテムはSTreeItemクラスのAppendメソッドで生成します。文字列を指定して1つのアイテムを追加する方法の他に、XMLを指定してツリー構造を一括で生成することができます。
例
var rootitem = STree1.RootItem;
var item1 = rootitem.Append("item1");
var xdoc = new XmlDocument();
xdoc << xml <<-
<?xml version="1.0" encoding="SHIFT_JIS"?>
<data>
<item title="item2">
<item title="item2-1"/>
<item title="item2-2"/>
</item>
</data>
->>;
var item2 = rootitem.Append(xdoc);
印刷の対象外です。
デフォルトプロパティはValueです。ValueTypeにはString、Number、Fixed、Date、UStringが指定できます。
表示されるアイコンの種類は、デフォルトでは以下の種類となります。
アイコン番号 |
アイコンイメージ |
0 〜 9 |
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10 〜 19 |
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20 〜 29 |
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30 〜 39 |
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40 〜 49 |
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50 〜 59 |
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60 |
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SetImageメソッドを利用してImageListオブジェクトに格納されているアイコンに変更することもできます。
ツリーアイテムはオブジェクトではないため、直接個々のツリーアイテムを操作することはできませんが、STreeItemクラスがツリーアイテムへのアクセッサとして定義されています。アクセッサとは、一種のポインタでアクセッサへの操作はアクセッサがポイントしているツリーアイテムへ伝えられます。例えば、STreeクラスから取得したツリーアイテムのアクセッサ、STreeItemのTitleを変更すると、STreeItemのポイントしているツリーアイテムの表示文字列が変更されます。
アクセッサはツリーアイテムそのものではないため、アクセッサとツリーアイテムの状態が常に同期しているとは限りません。例えば、ある一個のツリーアイテムに対し二個のアクセッサを定義し、片方のアクセッサのDeleteメソッドを呼び出し削除した場合、もう片方のアクセッサは削除されずに存在しないアイテムを指す無効なアクセッサとなります。
アクセッサは取得元のSTreeオブジェクトや親のツリーアイテムに従属して生成され、内部的なSTreeItemオブジェクトと連携して実際にツリーアイテムにアクセスします。したがって、アクセッサオブジェクトはSTreeオブジェクトが失われた場合や親のツリーアイテムが削除された場合、機能することはできません。アクセッサを利用する場合は、STreeオブジェクトや親のツリーアイテムを維持するようにしてください。なお、親のツリーアイテムについてはアクセッサの維持は不要です。
オブジェクトツリーはCRS言語におけるオブジェクト間の階層関係を表しています。一方STreeクラスにおけるツリーアイテムの階層構造はSTree内部で管理されており、オブジェクトの階層構造としては管理されていません。そのため、アクセッサであるSTreeItemオブジェクトに対しFindObjectメソッドやFindChildメソッドを用いてツリーアイテムを検索することはできません。ツリーアイテムの検索にはFindItemメソッド, FindItemsメソッドを使用してください。
FirstVisibleItemプロパティは以下の図の赤枠で囲まれたアイテムのように、スクロール位置に応じて画面上で一番上に表示されているアイテムを指します。
一方、LastVisibleItemプロパティは以下の図のようにのように、スクロール位置に関係なく一番下に表示されているオブジェクトを指しますのでご注意下さい。
特にありません
◆ ツリー表示自体の大きさはフォントサイズにのみ影響されます