SSpread.AllowUserFormulasプロパティ

 

ユーザが数式の入力を許可するかどうかを設定します。

 

CellTypeプロパティに$CellTypeCurrency(通貨型)、$CellTypeNumber(数値型)、$CellTypePercent(パーセント型)が設定されたセルのみ、数式が入力できます。

 

許可する場合は$TRUE、許可しないは$FALSEを指定します。

初期値は$FALSEです。

 

許可した場合は、ユーザは最初にイコール(=)を入力することで数式が設定できるようになります。既に数式が設定されたセルでは数式が表示され、編集ができます。

 

入力された数式は、Formulaプロパティで参照できます。(最初のイコール(=)は数式には含まれません)

ユーザが正しい数式を入力してFormulaプロパティが更新されると、UserFormulaEnteredイベントが発生します。

入力した数式により循環参照が発生すると、CircularFormulaイベントが発生します。

 

ユーザに数式を編集させたくない場合は、このプロパティを$FALSEに設定します。

 

 

このプロパティを$TRUEにした場合、セルは以下の2種類の入力モードを持ちます。

 

数式入力モード

最初にイコール(=)を入力して入力モードがONになった状態です。

入力した内容は数式として保持され、画面には数式の結果が表示されます。

 

通常の入力モード

アクティブセルのダブルクリックや、Enterキー押下、文字の入力によって入力モードがONになった状態です。

入力した内容はセルのデータとして保持され、画面にそのまま表示されます。セルのデータはTextプロパティやValueプロパティで参照できます。

通常の入力モードの状態では、イコール(=)を入力しても数式は設定できません。数式を入力したい場合は、一度入力モードをOFFにして、数式入力モードにする必要があります。

 

 

数式が設定されたセルに通常の入力モードでデータを入力した場合、Formulaプロパティは変更されませんが、画面には入力したデータが表示されます。

データが設定されたセルに数式入力モードで数式を入力した場合、TextプロパティやValueプロパティは数式の結果に変更され、画面には数式の結果が表示されます。

 

 

関連項目

CellTypeFormulaTextValueプロパティ

CircularFormulaUserFormulaEnteredイベント

 



「オンラインマニュアル」一覧へ戻る
「Bizの宝箱」TOPへ戻る