マイナス値の四捨五入には2つの考え方があります。
1つ目は、数字の並びとして、「.5」を境として、一番近い整数に繰り上げるまたは繰り
下げる動作です。
2つ目は、マイナス値の絶対値を「.5」を境として、一番近い整数に繰り上げるまたは繰り
下げるをしてから再度マイナス値に戻す動作です。
Biz/Browserは1つ目の動作を採用しております。(JavaScriptも同じ動作を採用しております)
下記をご参照ください。
7.5と-7.5を例に説明いたします。
1つ目
どちらも左が小さい値、右が大きい値です。
↓ここを境に→に切り上げ
-8から-7の並び: -8 -7.9 -7.8 -7.7 -7.6 -7.5 -7.4 -7.3 -7.2 -7.1 -7
7から 8の並び: 7 7.1 7.2 7.3 7.4 7.5 7.6 7.7 7.8 7.9 8
↑ここを境に→に切り上げ
2つ目
上記と同様にどちらも左が小さい値、右が大きい値です。
ここを境に←に切り下げ↓
-8から-7の並び: -8 -7.9 -7.8 -7.7 -7.6 -7.5 -7.4 -7.3 -7.2 -7.1 -7
7から 8の並び: 7 7.1 7.2 7.3 7.4 7.5 7.6 7.7 7.8 7.9 8
↑ここを境に→に切り上げ
Biz/Browserで2番目の動作とする場合には、abs関数を利用して絶対値に変換し
てからRound関数を実行し、必要があれば再度マイナス値に戻す処理を行ってく
ださい。
Function MyRound( n ) {
if ( n < 0 ) {
return (0 - round( abs( n ) ) );
} else {
return round( n );
}
}
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