SSpread

Q1 37
SSpread上のセルの値をスピンボタンで変更したい
A1 37
SSpreadクラスには、スピンボタンを表示させるTypeSpinプロパティがあります。
このプロパティを$TRUEに設定することでスピンボタンが表示されます。
例えば、CellTypeプロパティを$CellTypeDate(日付型)に設定した場合、
スピンボタンで日付を変更することができます。

スピンボタン表示できるデータ型と条件は下記の通りです。

(1)CellTypeプロパティが下記の値で設定している
  $CellTypeDate(日付型)
  $CellTypeTime(時刻型)
  $CellTypeNumber(数値型)
  $CellTypeCurrency(通貨型)
  $CellTypePercent(パーセント型)

(2)セルが入力モード(EditModeプロパティが$TRUEの状態)である

[サンプルイメージ1]
日付型
時刻型

[サンプルコード1]
SSpread SSpread1 {
   ・・・(略)・・・
   /* セルの型設定(日付型) */
   Col = 2;
   Row = 1;
   CellType = $CellTypeDate;

   /* スピンボタン表示 */
   TypeSpin = $TRUE;
   Value = str(sysdate(), "YYYYMMDD");
   
   /* セルの型設定(時刻型) */
   Col = 2;
   Row = 2;
   CellType = $CellTypeTime;
   /* スピンボタン表示 */
   TypeSpin = $TRUE;
   Value = str(sysdate(), "HHMISS");
}

[サンプルイメージ2]
数値型
通貨型 パーセント型

[サンプルコード2]
SSpread SSpread1 {
   ・・・(略)・・・
   /* セルの型設定(数値型) */
   Col = 2;
   Row = 3;
   CellType = $CellTypeNumber;

   /* スピンボタン表示 */
   TypeSpin = $TRUE;
   Value = 0;
   
   /* セルの型設定(通貨型) */	
   Col = 2;
   Row = 4;
   CellType = $CellTypeCurrency;

   /* スピンボタン表示 */
   TypeSpin = $TRUE;
   Value = 0;
   
   /* セルの型設定(パーセント型) */
   Col = 2;
   Row = 5;
   CellType = $CellTypePercent;

   /* スピンボタン表示 */
   TypeSpin = $TRUE;
   Value = 0;
   
   /* セルの型設定(パーセント型) */
   Col = 2;
   Row = 6;
   CellType = $CellTypePercent;

   /* スピンボタン表示 */
   TypeSpin = $TRUE;
   /* 値の増減量設定 */
   TypeSpinInc = 3.02; ・・・・@
   Value = 0;
}

@ 値の増減量を変更する場合は、TypeSpinIncプロパティを使い、任意の値を設定します。
例では増減量を3.02(整数部分±3、小数部分±0.02)で設定しているため、整数部にフォーカスを当ててスピンボタンを1回のクリックすると値が3増減します。
小数部にフォーカスを当ててスピンボタンを1回のクリックすると値が0.02増減します。

注意点
  セルの高さを変更しても、スピンボタンのサイズは自動的に変更されません。
スピンボタンのサイズはセルのフォントサイズに合った大きさになっています

実際の挙動については、CRSファイル形式のサンプル
 「SSpread上のセルの値をスピンボタンで変更したい(Sspd50_037.zip)」
をご確認ください。

管理番号:Sspd50_037
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