HTMLブラウザ

Q5
InternetExplorerの通信利用
[内容]
Biz/Browserでシングルサインオンのような機能を実現するにはどうすればよいか

A5
[解決方法]
Biz/Browserでシングルサインオンのような機能を実現するには、IEConnectを利用します。
IEConnectは、InternetExplorer通信との間を取り持つActiveXであり、BizIEConnection.dllに収められています。

利用する場合は、objectタグをHTMLに記述してActiveXの埋め込みを行います。
HTML側の記述 BizIeServer.ServerIdプロパティ と Biz/Browser側の記述RootクラスのShellIdプロパティで紐付けし、Biz/Browserから通信を行う際に紐付いたHTML(Internet Explorer)のセッション(Cookie)情報を利用して通信を行います。
複数のBiz/Browserを起動しても親であるHTMLが同じならば、利用するセッション(Cookie)情報も同じとなり、シングルサインオンを行っているような状態で通信を行う事が可能です。

ServerIdは、クライアント上で一意になるようにしてください。
同じServerIdが定義されたHTMLが複数起動された場合、Biz/BrowserではどのHTMLのServerIdを利用すべきか判断できません。
複数の処理を利用したい場合は、一意になるようにServerId、ShellIdの組み合わせで指定してください。

BizIEConnection.dll をHTMLと同じサーバ上に配置しておけば、最初の1回目にダウンロードされ、クライアントにインストールされます。
2回目以降はクライアントにインストールされたものが利用されます。

IEConnectを利用した通信が正常に行われているかを確認する場合は、サーバ側のログを確認します。詳細は以下のTIPSをご参照ください。

[参考]
 ・IEConnectを利用して通信しているか確認したい


[サンプルコード]

Biz/Browser(CRS)側

//.ShellId = "Biz3";
HTML側
<OBJECT ID="BizIEServer"CLASSID="CLSID:16137039-D27E-4BB8-9B02-B20C06B8DCBF" CODEBASE="BizIEConnection.dll#version=3,1,0,0">
</OBJECT>
<SCRIPT LANGUAGE="JavaScript"> <!-- BizIEServer.ServerId = "Biz3"; --> </SCRIPT>

【注意】上記の"3,1,0,0"はBizIEConnectionのバージョンです。リリースノートなどで確認し対応のバージョンを指定してください。

管理番号:Htm_005
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