Biz/Browser AI iOS版 ver2.1.0 リリースノート

Biz/Browser AI iOS版をご利用いただき、誠にありがとうございます。 このドキュメントには、Biz/Browser AI iOS版の以前のリリースとの違いなど、 マニュアルには記載されていない重要な情報が含まれます。

今回のリリースと、それ以前のリリースとの比較など、お気付きの点についてフィードバックをお寄せいただければ幸いです。
お寄せいただいたご意見、ご要望は、より良い製品を開発するために活用させていただきます。

制限事項および既知の問題

制限事項
OSによる制約/差異
   以下の機能について、iOS上ではWindows, Androidと挙動が異なる、あるいは正常
   動作しない事が確認されています。これらの機能についてはiOSではご利用
   になれない、または正常に動作しませんのでご注意ください。

   (1) iPad以外での動作について
      ・iPad以外(iPhone, iPod touch)の端末へインストールを行うことはできません。

   (2) Biz/Browser AIのプロセスの生存期間について
      ・AndroidおよびiOSの仕様上、Biz/Browserが前面に表示されていない状態になった時に
       Biz/Browserのプロセスが自動的に強制終了させられる場合があります。

   (3) フォントの差異について
      ・端末内蔵フォントの違いにより、PC版、Mobile版、Android版と比較して行間や文字幅が異なります。
      ・太字や斜体につきましては端末に該当するフォントが存在する場合のみ適用されます。
      ・下線はBiz/Browser AIでは対応していません。

   (4) 表示の差異について
      ・文字列が表示領域に収まらなかった場合の表示や、ワードラップ処理の結果が
       Windowsと異なります。
      ・使用可能な改行コードはPC版,Mobile版と異なり、「\n」または「\r\n」となります。
      ・GUIオブジェクトの外観がPC版,Mobile版,Android版と大きく異なる場合があります。

   (5) ファイルシステムの差異について
      ・OSの違いによりドライブやディレクトリの構造がWindows,Androidと異なりますので、絶対パスでの
       アクセスなどにて動作しない場合があります。

   (6) 文字入力に関する差異について
      ・iOSのキーボードの設定によっては、入力文字列の自動修正、スペルチェック等が
    行われることが有ります。
    この動作はiOSの設定画面の「一般」→「キーボード」にて変更することができます。

CRSエンジンに関する制約/差異
      ・内部文字コードにはUnicodeを採用しています。
       また、バイト列と文字列間の変換時はUTF-8を採用しています。

GUIオブジェクトに関する制約/差異
      ・DateEditクラス、NumberEditクラスはソフトウェアキーボードからの入力ではなく、
    専用の入力ウィンドウが表示されます。
      ・KeyDownイベントやNextTabKey等、キーイベントによる操作には原則対応しておりません。
      ・ハードウェアキーボードからの入力は保証されません。
	

ver2.0.2 から ver2.1.0 への主な変更点

バージョン
	
■ APIバージョンが更新されました。
    対応APIバージョンはver.5です。
    変更点等については下記の関連資料をご参照下さい。
    ・API ver.5リリースノート

■ 以下のモジュールが変更されました。
    - Biz/Browser AI AppStoreアプリ 2.1.0

■ 動作環境
    【動作保証OS】
    - iOS 7.1
    - iOS 7.0

    【動作可能OS】
    - iOS 7.0
	
機能追加
・ホーム画面で表示されるCRSをURLで指定できるようになりました。#10864
	
仕様変更
・ホーム画面のデザインを一新し、開発者向けホーム画面の分離を行いました。#10864
・メインメニューのデザインと、メニューボタンの位置を変更しました。#10841
・スケーリング設定で指定できる最大スケールを、4.0倍から10.0倍へ変更しました。#11024
	
障害修正
・ログイン処理直後、GUIオブジェクトに初期フォーカスが当たらなかった問題を修正しました。#10945
・URLのホスト名に日本語が含まれる場合、正しく解釈されなかった問題を修正しました。#10939
	
DisplayObjectクラス
障害修正
・PopupMenuを表示中に他のアプリからログイン処理を行った場合、
 PopupMenuが表示されたままとなってしまう問題を修正しました。#10982
	
Buttonクラス
障害修正
・Touchイベントハンドラ実行中にグローバル例外ハンドラが実行された場合、
 ボタンが再度押下できなくなる問題を修正しました。#10843
・AltKeyプロパティに設定したキーを押下した際、Touchイベントが二回発生する問題を修正しました。#11032
	
Formクラス
障害修正
・スクロール可能なFormにて、UseGestureプロパティに$FLICKを設定しても
 Gestureイベント(フリック操作)が発生しない問題を修正しました。#10979
	
OptionItemクラス
障害修正
・フォーカスを受けた際、選択状態とならない問題を修正しました。#10944
	
PulldownListクラス
仕様変更
・押下時のエフェクトや候補表示のタイミングを他のコントロールと統一しました。#10911#10980
	
障害修正
・Valueプロパティが指すPulldownItemのTitleプロパティ値を変更した際、
 表示文字列が空白となってしまう問題を修正しました。#10911
	
DateEditクラス
障害修正
・Root.DecideValueを呼び出した際、日付表示が消えてしまう問題を修正しました。#10926
	
NumberEditクラス
障害修正
・Root.DecideValueを呼び出した時、Value値が0となってしまうことがある問題を修正しました。#10926
	
TabFormクラス
障害修正
・子のGUIオブジェクトの表示順序がTabIndexプロパティ値に従わず、
 CRSソースコード上で定義した順序となってしまう問題を修正しました。#10988
・Active=Falseの時、TabFormの親FormでClicked, RClicked, DoubleClickedイベントが発生しない問題を修正しました。#11011
	
ImageListクラス
障害修正
・LoadImageメソッドの戻り値が空になる問題を修正しました。#11022
・画像の読み込み済みのImageListでLoadImage, RemoveImageメソッドを呼び出した時、画像が描画されなくなることがある問題を修正しました。#11023
	
FlexButtonクラス
障害修正
・Active=Falseの時でも、Clicked, Pushed, RClickedイベントが発生してしまう問題を修正しました。#10997
・列幅より長い文字列を指定した時、文字列が表示されなくなる問題を修正しました。#11014
	
FlexCheckButtonクラス
障害修正
・Active=Falseの時でも、RClickedイベントが発生してしまう問題を修正しました。#10997
	
FlexIndentLabelクラス
障害修正
・Foldable=Trueの時、Clickedイベントが発生しない問題を修正しました。#10831
	
FlexLabelクラス
障害修正
・列幅より長い文字列を設定した時、文字が折り返し表示されないことがある問題を修正しました。#11019
	
FlexListBoxクラス
障害修正
・Active=Falseの時でも、Clicked, RClickedイベントが発生してしまう問題を修正しました。#10997
	
FlexTreeHeaderクラス
障害修正
・Foldable=Trueの時、Clickedイベントが発生しない問題を修正しました。#10831
	
FlexViewクラス
仕様変更
・タッチ操作によるスクロール時、慣性スクロールを行うようになりました。#10624
	
障害修正
・オブジェクトの削除時、稀に強制終了する問題を修正しました。#10987
	
FileSystemクラス
障害修正
・ファイル選択ダイアログにて、「開く」「保存」ボタンが押下できないことがある問題を修正しました。#10933
	
HttpAsyncSessionクラス
障害修正
・オブジェクトの削除時、通信に用いていないHttpRequestオブジェクトが存在すると強制終了する問題を修正しました。#11034
	
Runtimeクラス
障害修正
・IsProviderEnabled, GetLastKnownLocationメソッドにて、引数をすべて省略すると強制終了する問題を修正しました。#10844
・StartLocationMeasureメソッドにて、引数を省略できてしまう問題を修正しました。#10844
	
TextConverterクラス
障害修正
・write、writeStringメソッドで、不正な文字列が書き込まれる問題を修正しました。#11020
・Unicodeから他の文字コードへ変換する時、正しく変換されないことがある問題を修正しました。#11010