Biz/Browser SmartDevice(Windowsタブレット) ver1.3.4 リリースノート

Biz/Browser SmartDevice(Windowsタブレット)をご利用いただき、誠にありがとうございます。
このドキュメントには、マニュアルには記載されていない重要な情報が含まれます。

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制限事項および既知の問題

制限事項
OSによる制約/差異
   以下の機能について、Windows上ではAndroidやiOSと挙動が異なる、または正常動作しない事が確認されています。
   ご利用になれない、もしくは正しく動作しませんのでご注意ください。

   (1) ルートウィンドウのサイズについて
      ・Windowsデスクトップアプリのため、AndroidやiOSと異なり標準では全画面表示ではなくウィンドウ状態での
        表示となります。
        Windowsタブレット動作時の独自の機能としてルートオブジェクト(Root)のWidthプロパティへ32767を設定すると全画面
        表示モードへ移行します。
      ・Windows 7のテーマをAero以外に設定すると、Root.ShowMenuメソッドでタイトルバーを非表示にした場合にWindowsのタイトルバーが非表示になりません。

   (2) フォントの差異について
      ・端末内蔵の標準フォントの違いにより、Biz/Browser VやBiz/Browser Mobile、
        Biz/Browser SmartDeviceの他のプラットフォームと比較して行間や文字幅が異なることがあります。
        標準フォントとして「Meiryo UI」、「メイリオ」、「MS P明朝」、「MS 明朝」を採用しています。
      ・フォントサイズの算出方法がBiz/Browser Vと異なり、フォントの外径(セル)の高さを基準としたものからフォントの
        内径(文字本体)の高さを基準としたものに変更されているため、Biz/Browser Vと同じサイズを指定した場合、
        Biz/Browser SmartDeviceの方が大きな表示サイズとなります。

   (3) 表示の差異について
      ・文字列が表示領域に収まらなかった場合の表示や、ワードラップ処理の結果が、
        Biz/Browser VやBiz/Browser SmartDeviceの他のプラットフォームと異なることがあります。
      ・使用可能な改行コードはBiz/Browser SmartDevice(iOS、Android)と異なり、Windows標準の「\r\n」となります。
      ・タブレットのタッチ操作での利用を重視し、Windows標準とは異なる表示、操作感となっていることがあります。
      ・ポップアップメニューはBiz/Browser V同様、クリック(タップ)位置に階層構造で表示されます。
      ・Biz/Browser SmartDevice(iOS、Android)と異なりスクロールバーが存在するため、実表示サイズが変動することがあります。
      ・Biz/Browser VやBiz/Browser Mobile、Biz/Browser SmartDeviceの他のプラットフォームとは
        GUIの外観がそれぞれと異なることがあります。
      
   (4) ファイルシステムの差異について
      ・OS間の違いによりドライブやディレクトリの構造が異なりますので、
        絶対パスでのアクセスなどで動作しないことがあります。

   (5) 文字入力に関する差異について
      ・Windowsタブレット動作時では独自のソフトウェアキーボード(SIP)が搭載されています。
        iOSやAndroidのようなOSの入力機構と一体化したものと異なり、ハードウェアキーボードのエミュレータとして
        実装されています。よってIMEや入力制御などはハードウェアキーボード使用時と同様に動作します。

   (6) Biz/Designer Mobileとのローカルデバッグ機構について
      ・Biz/Browser SmartDevice (Windowsタブレット)はBiz/Designer Mobileとのリモートデバッグ機構に加え、
        Biz/Designer Mobileのローカルデバッグ用Biz/Browserとして使用することができます。
        Biz/Designer Mobileの[オプション]-[基本環境]タブの[Biz/Browserのパス]へインストールされた
        Biz/Browser SmartDeviceの実行ファイル(exe)のパスを指定してください。

CRSエンジンに関する制約/差異
      ・内部文字コードにはUnicode(UTF-16)を採用しています。
        また、バイト列と文字列間の変換時はUTF-8を採用しています。
      ・Biz/Designer Mobileによるリモートデバッグ実行時、HttpSession等を使用したHTTPS通信の通信ログはBiz/Designer Mobileに表示されません。
       またリモートデバッグ時のHTTPS通信では、Biz/Designer Mobileのプロキシ設定は無視されます。

GUIオブジェクトに関する制約/差異
      ・DateEditクラスはハードウェアキーボードからの入力はできません。
        専用の入力ウィンドウを表示、利用して入力します。
      ・NextTabKeyプロパティ、PrevTabKeyプロパティなど、キー操作によるフォーカス制御はできません。
        また、KeyDownイベントは発生しません。
      ・端末の解像度(dpi値)に応じて、自動的にスケーリング処理が行われます。
        詳細はBiz/Browser SmartDevice CRSマニュアルの「Biz/Browserの概要」→「スケーリング動作について」を
        ご参照ください。
      ・画面に表示する文字を設定するプロパティ(Title、Valueプロパティなど)では、"&"記号がアンダーラインを表す場合があります。
        ただしOSのバージョンやテーマによっては、Button.Titleプロパティでアンダーラインが表示されない場合があります。
      
ハードウェアの機能に関する制約/差異
      ・Runtimeクラスでのカメラによるキャプチャ機能には現時点では対応しておりません。
      ・Runtimeクラスでの位置測位機能には現時点では対応しておりません。
	

Biz/Browser SmartDevice ver1.3.3 から ver1.3.4 への主な変更点

バージョン
	
■ 動作環境
    【動作保証OS】
    - Windows 10

    【動作可能OS】
    - Windows 7以降

■ 変更履歴
   過去の変更履歴
	
全般
機能追加
・元号「令和」をプリセット元号として追加しました。#18427
	
障害修正
・Biz/Browser SmartDeviceインストール時に、古いバージョンのVC++ランタイムがインストールされる問題を修正しました。#17455
	
RegexPatternクラス
障害修正
・Splitメソッド呼び出し時、メモリ破壊やリソースリークが発生することがある問題を修正しました。#18961
	
CheckItemクラス
障害修正
・表示する文字列に含まれる"&"がアンダーラインに変化しない不具合を修正しました。#16225
	
DisplayObjectクラス
障害修正
・リモートデバッグ実行中にMessageBoxメソッドを呼び出し、メッセージボックスを表示したままリモートデバッグを終了すると、Biz/Browserが操作不能になる不具合を修正しました。#18760
	
Labelクラス
障害修正
・表示する文字列に含まれる"&"がアンダーラインに変化しない不具合を修正しました。#16225
	
ListBoxクラス
障害修正
・スケーリング設定を変更してサイズを縮小すると、表示が乱れる不具合を修正しました。#16277
	
OptionItemクラス
障害修正
・表示する文字列に含まれる"&"がアンダーラインに変化しない不具合を修正しました。#16225
	
Rootクラス
障害修正
・ShowMenuメソッドでRoot.Hide、Root.CommandBarを指定した状態で画面下部のインジケータを表示させると、ウィンドウサイズが小さくなる不具合を修正しました。#17684
・リモートデバッグ実行中にSetCursorメソッドを呼び出し、ウェイトダイアログを表示したままリモートデバッグを終了すると、Biz/Browserが操作不能になる不具合を修正しました。#18760
	
TextBoxクラス
障害修正
・VerticalAlignプロパティを$CENTERもしくは$BOTTOMにすると、Passwordプロパティを$TRUEにしても文字が隠れない不具合を修正しました。#17373
	
DateEditクラス
障害修正
・日付入力ポップアップを「閉じる」ボタンで閉じると、DateEditクラスのオブジェクトからフォーカスが外れる不具合を修正しました。#17282
・日付入力ポップアップが表示された状態で他のオブジェクトがSetFocusメソッドを呼び出すと、フォーカスを取得したオブジェクトでLostFocusイベントが発生しない不具合を修正しました。#18971
・MoveFocusメソッドを使用してDateEditクラスのオブジェクトにフォーカスが移動した後に、フォーカスが移動したDateEditクラスのオブジェクトでMoveFocusメソッドを呼び出すと、フォーカスが移動しない不具合を修正しました。#17307
・プリセットされた元号と同じ元号をRoot.SetWarekiメソッドで追加した場合、動作が不正になる問題を修正しました。#18492
・DateEditクラスのオブジェクトからフォーカスが移動するときに、Biz/Browserが強制終了することがある不具合を修正しました。#18971
	
ImageButtonクラス
障害修正
・表示する文字列に含まれる"&"がアンダーラインに変化しない不具合を修正しました。#16225
	
ImageLabelクラス
障害修正
・表示する文字列に含まれる"&"がアンダーラインに変化しない不具合を修正しました。#16225
	
FlexListBoxクラス
障害修正
・ダイアログ上でFlexListBoxクラスのオブジェクトをクリックすると、ダイアログが閉じる不具合を修正しました。#17275
・FlexListBoxクラスのオブジェクトをクリックした際にBiz/Browserが強制終了する可能性がある実装を修正しました。#19694
	
HtmlViewクラス
障害修正
・ブランクのページを表示すると、HtmlView表示後の最初のフォーカスが当たらない不具合を修正しました。#17863
・オブジェクト初期化時にSetFocusメソッドを呼び出しても、フォーカスが当たらない不具合を修正しました。#17863
・スケーリング設定を変更しても表示サイズが更新されない不具合を修正しました。#18465
	
CanvasViewクラス
障害修正
・SetStrokeメソッドをオブジェクト初期化時に呼び出した場合、設定した線幅や線色が無視されてしまう問題を修正しました。#17564
	
XmlDOMImplementationクラス
障害修正
・LoadメソッドやParseメソッド時に不正なメモリアクセスが発生することがあり、これによりBiz/Browserが不安定になることがある問題を修正しました。#18898#18899#18900#18901
	
XmlNodeクラス
障害修正
・Normalizeメソッド呼び出し時に不正なメモリアクセスが発生することがあり、これによりBiz/Browserが不安定になることがある問題を修正しました。#18898#18899#18900#18901
	
LocalDBクラス
障害修正
・コンストラクタで指定したFileSystemオブジェクトを渡した際、マウントされたパスが適切に扱えない問題を修正しました。#18649
	
HttpAsyncSessionクラス
障害修正
・HTTP/HTTPS通信で受信データサイズが大きいと、通信が遅くなる場合がある問題を修正しました。#19442
	
HttpResponseクラス
障害修正
・ReadLineメソッドを呼び出しているHTTPレスポンスのContent-Typeエンティティヘッダにcharset=Windows-31Jがセットされていた場合、文字コード変換が適切に行われなかった問題を修正しました。#18479
	
HttpSessionクラス
障害修正
・HTTP/HTTPS通信で受信データサイズが大きいと、通信が遅くなる場合がある問題を修正しました。#19442
	
Fileクラス
障害修正
・Writeメソッドに長さ0のByteArrayを渡した場合、意図しないCRS例外が発生してしまう問題を修正しました。#18234
	
FileSystemクラス
障害修正
・リモートデバッグ実行中にMountメソッドを呼び出し、警告ダイアログを表示したままリモートデバッグを終了すると、Biz/Browserが操作不能になる不具合を修正しました。#18760
	
Runtimeクラス
障害修正
・セキュリティレベルが4の場合に、ShellOpenメソッドでファイルを開くと「今後このメッセージを表示しない」チェックボックスがチェック可能になっている不具合を修正しました。#17352
・リモートデバッグ実行中にShellOpenメソッドやExecメソッドを呼び出し、警告ダイアログを表示したままリモートデバッグを終了すると、Biz/Browserが操作不能になる不具合を修正しました。#18760
	
Base64Decoderクラス
障害修正
・Writeメソッドに長さ0のByteArrayを渡した場合、意図しないCRS例外が発生してしまう問題を修正しました。#18234
	
Base64Encoderクラス
障害修正
・Writeメソッドに長さ0のByteArrayを渡した場合、意図しないCRS例外が発生してしまう問題を修正しました。#18234
	
NewlineConverterクラス
障害修正
・Writeメソッドに長さ0のByteArrayを渡した場合、意図しないCRS例外が発生してしまう問題を修正しました。#18234
	
NullConverterクラス
障害修正
・Writeメソッドに長さ0のByteArrayを渡した場合、意図しないCRS例外が発生してしまう問題を修正しました。#18234
	
TextConverterクラス
障害修正
・Writeメソッドに長さ0のByteArrayを渡した場合、意図しないCRS例外が発生してしまう問題を修正しました。#18234
	
Encryptorクラス
障害修正
・Writeメソッドに長さ0のByteArrayを渡した場合、意図しないCRS例外が発生してしまう問題を修正しました。#18234
	
Decryptorクラス
障害修正
・Writeメソッドに長さ0のByteArrayを渡した場合、意図しないCRS例外が発生してしまう問題を修正しました。#18234
	
Hashクラス
障害修正
・Writeメソッドに長さ0のByteArrayを渡した場合、意図しないCRS例外が発生してしまう問題を修正しました。#18234
	
JSONDocumentクラス
障害修正
・Valueプロパティ内の要素に非プリミティブなStringオブジェクトやNumberオブジェクトなどがある場合、不正なJSONが生成される問題を修正しました。#19085