Biz/Browser SmartDevice(iOS)をご利用いただき、誠にありがとうございます。 このドキュメントには、Biz/Browser SmartDevice(iOS)の以前のリリースとの違いなど、 マニュアルには記載されていない重要な情報が含まれます。
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OSによる制約/差異 以下の機能について、iOS上ではWindowsやAndroidと挙動が異なる、または正常動作しない事が確認されています。 ご利用になれない、もしくは正しく動作しませんのでご注意ください。 (1) Biz/Browser SmartDeviceのプロセスの生存期間について ・iOSの仕様上、Biz/Browserが前面に表示されていない状態になった時に Biz/Browserのプロセスが自動的に強制終了させられることがあります。 (2) フォントの差異について ・端末内蔵の標準フォントの違いにより、Biz/Browser VやBiz/Browser Mobile、 Biz/Browser SmartDeviceの他のプラットフォームと比較して行間や文字幅が異なることがあります。 ・太字や斜体につきましては端末に該当するフォントが存在する場合のみ適用されます。 ・下線はBiz/Browser SmartDevice(iOS)では対応していません。 (3) 表示の差異について ・文字列が表示領域に収まらなかった場合の表示や、ワードラップ処理の結果が、 Biz/Browser VやBiz/Browser SmartDeviceの他のプラットフォームと異なることがあります。 ・使用可能な改行コードはBiz/Browser V、Biz/Browser Mobileと異なり、「\n」または「\r\n」となります。 ・Biz/Browser VやBiz/Browser Mobile、Biz/Browser SmartDeviceの他のプラットフォームとは GUIの外観がそれぞれと異なることがあります。 (4) ファイルシステムの差異について ・OS間の違いによりドライブやディレクトリの構造が異なりますので、 絶対パスでのアクセスなどで動作しないことがあります。 (5) 文字入力に関する差異について ・iOSのキーボードの設定によっては、入力文字列の自動修正、スペルチェックなどが行われることがあります。 この動作はiOSの設定画面の「一般」→「キーボード」にて変更することができます。 (6) iOS 13以降での一部機能の制限について ・1.5.6まではRoot.DisplayOrientプロパティを指定した直後は画面は回転されません。 端末自体を明示的に回転させた際に、指定された方向で固定される挙動となります。 ・現時点ではダークモードには対応しておりません。 端末の設定によらず、常にライトモード (iOS 12以前と同等の配色)で起動します。 (7) ホームボタンがついていない端末での一部機能の制限について ・iPhone13、iPhone14のようにホームボタンがついていない端末では、端末を縦方向で上下を逆にしても、 画面の向きは端末の向きに追従しません。 ・Root.DisplayOrientプロパティにRoot.PORTRAIT_REVERSE_FIXを指定しても、端末の回転は制御できません。 Root.UNSPECIFIEDを指定した場合と同じ動作になります。 (8) iOS 15以降での一部機能の制限について ・iOS 15で文字間のカーニングの仕様が変わったため、文字が見切れたり、改行位置が変わったりする場合があります。 これ以降のOSのバージョンアップでも、同様に文字の表示が変わる場合があります。 (9) iOS 16以降での一部機能の制限について ・iOS 16以降のiPhone端末では、端末を縦方向で上下を逆にしても、 画面の向きは端末の向きに追従しません。 ・iOS 16以降のiPhone端末では、Root.DisplayOrientプロパティにRoot.PORTRAIT_REVERSE_FIXを指定した場合の動作は Root.PORTRAIT_FIXを指定した場合と同じ動作になります。 ・iOS 16以降、SYS.HOSTNAMEプロパティの値は端末の設定によらず固定の文字列を返します。 iPhoneの場合は"iPhone"、iPadの場合は"iPad"となります。 CRSエンジンに関する制約/差異 ・内部文字コードにはUnicodeを採用しています。 また、バイト列と文字列間の変換時はUTF-8を採用しています。 ・Biz/Designer Mobileによるリモートデバッグ実行時、HttpSession等を使用したHTTPS通信の通信ログはBiz/Designer Mobileに表示されません。 またリモートデバッグ時のHTTPS通信では、Biz/Designer Mobileのプロキシ設定は無視されます。 ・SYSオブジェクトのCLIENT_VERSIONは2桁のマイナーバージョンを表現できません。バージョン番号が1.5.10の場合、CLIENT_VERSIONは1.59となります。 2桁のマイナーバージョンを正しく区別したい場合は、CLIENT_LONG_VERSIONをご使用ください。 GUIオブジェクトに関する制約/差異 ・DateEditクラス、NumberEditクラスはソフトウェアキーボードからの入力はできません。 専用の入力ウィンドウを表示、利用して入力します。 ・NextTabKeyプロパティ、PrevTabKeyプロパティなど、キー操作によるフォーカス制御はできません。 また、KeyDownイベントは発生しません。 ・ハードウェアキーボードからの入力は保証されません。 ハードウェアの機能に関する制約/差異 ・Runtime.SetCameraOptionメソッドで高解像度で撮影する場合、 環境によっては非常に高負荷となり動作不能になる場合があります。 ・Runtime.ShowImagePickerメソッドでカメラで撮影した画像を取得する場合、 端末の画面の向きが横向きのときに撮影した画像は取得できません。
■ APIバージョンが更新されました。 対応APIバージョンはver.27です。 変更点などについては下記の関連資料をご参照ください。 ・API ver.27リリースノート ■ 動作環境 【動作保証OS】 - iOS 16.0 【動作可能OS】 - iOS 11.0以降 ■ 変更履歴 過去の変更履歴
機能追加 ・株式会社サトー製のラベル発行支援ツールSmaPri対応プリンタによる印刷に対応しました。#20729 ・メニューに株式会社サトー製プリンタの設定を追加しました。#20729 ・クイックアクション(ホーム画面のアイコンを長押しして表示されるメニュー)に、QRコードからカスタムモードの起動URLを設定できる機能を追加しました。#20736
仕様変更 ・Skiaライブラリを更新しました。#20769
障害修正 ・ZoomRatioプロパティの値を取得した際に発生する誤差を修正しました。#20685
障害修正 ・GetLengthメソッドにディレクトリを指定しても-1が返らない不具合を修正しました。#20887
障害修正 ・SetImageメソッドでImageListクラスオブジェクトを設定した後にImageList.RemoveImageメソッドを呼び出しても、画像が更新されない問題を修正しました。#20764
障害修正 ・SetImageメソッドでImageListクラスオブジェクトを設定した後にImageList.RemoveImageメソッドを呼び出しても、画像が更新されない問題を修正しました。#20764
障害修正 ・GetImageメソッドで取得したImageクラスオブジェクトをImageLabel、ImageButton等に指定した後、ImageList.RemoveImageメソッドを実行しても画像が更新されない不具合を修正しました。#20611
障害修正 ・録画結果が撮影時の端末の向きと一致しない不具合を修正しました。#20711 ・RegisteringLibraryプロパティをMediaRecorderオブジェクトの初期化時に設定しても、動作に反映されない不具合を修正しました。#20724
障害修正 ・LoginメソッドでCARアーカイブを指定すると、スタートアップCRSの起動に接続ライセンスが必要になる不具合を修正しました。#20715