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  CRXファイルが起動出来ない問題について 2010/08/11 最終更新

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2009年7月2日に、「Google社 Google Chrome ご利用における注意点」として、拡張子CRXの
関連付けが削除されることにより、CRXファイ ルが Biz/Browserで起動されない という問題に
ついて、情報を掲載しております。

しかし、Google社「Google Chrome」のインストールやアンインス トールを行っていない環境でも、
CRX拡張子の関連付けが削除されて、Biz/Browserで起動されない問題が発生したというご報告
を受けておりました。(2010/3/14時点)


本問題について、調査を進めた結果、原因が判明いたしましたので報告いたします。


[ 事象例 ]

 

Internet ExplorerからCRXファイルへ遷移すると、Biz/Browserで起動されずに、CRXファイルの
中身(テキスト)が表示されてしまう。
 

Internet ExplorerからCRXファイルへアクセスしたときに、Biz/Browserで起動されずに
ファイルの保存ダイアログが出てしまう。
 

CRXファイルへアクセスしたときに、Biz/Browserで起動されずに、ファイルを開くプログラムの
選択ダイアログが出てしまう。



<2010/08/11 以下追記>

[ 原因 ]
   

拡張子「CRX」のレジストリが、Google社のアップデータにより、 アップデートインストールの処理にて削除される

[ 条件 ]
   

Google社のGoogle Chromeなど、Google アプリケーションをインストールした環境

[ 詳細 ]
   

Google アプリケーションをインストールすると「GoogleUpdate(以下、Google アップデータ)」が一緒にインストールされます。
Google アップデータは、新規プログラムを検出して、ソフトウェアを最新状態に保ちます。
Google アップデータは、Windowsのサービスプログラムとして登録され、常にバックグラウンドで稼動し、 自動的にアップデートを行います。
また、2010年07月02日以降からはWindowsのコントロールパネル「タスク」を利用して一定の間隔で確認プロセ スを実行するようになっています。

Google アップデータは、Googleアプリケーションをアンインストールしても残り、稼動し続けます。

Google アップデータは、アップデートが検出され、バージョンアップ処理を行うとき、インストールモジュールを ダウンロードし、インストールを行いますが、その完了時(アップデートインストールプロセスの最終処理)に レジストリキーを削除します。

[ 対応策 ]
   

<対応策A>Google アップデータによる自動アップデートを停止します。
Google アップデータによる自動アップデートを停止方法としては以下のような方法が挙げられています。

(1) 「コントロールパネル」>「タスク」>「GoogleUpdateTaskUser」をクリック > 「タスク」タブの「実行する」のチェックを外す
(2) レジストリエディタ(regedit.exe)で
  HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
の「Google Update」を削除する
 
※レジストリの操作を行いたくない場合は、以下の操作を行う事で同等の操作が可能です。
1. 「スタート」>「ファイル名を指定して実行」へ「msconfig」と入力して「OK」を押下
2. 「システム構成ユーティリティ」>「スタートアップ」を表示
3. 「スタートアップ項目」へ表示されている「Google Update」のチェックを外す
(3) 「コントロールパネル」>(Windows Vista以降は「システムセキュリティ」>)「管理ツール」>「サービス」をクリック、 サービス一覧に表示されている「Google Updater Service」を「自動」から「手動」または「無効」にする
(4) 「GoogleUpdate.exe」をリネームして、起動しないようにする。
 [ GoogleUpdate.exeの配置場所例 ]
  ・C:\Documents and Settings\(ユーザ名)\
     Local Settings\Application Data\Google\Update\GoogleUpdate.exe
  ・C:\Documents and Settings\(ユーザ名)\
     Local Settings\Application Data\Google\Update\1.2.131.27\GoogleUpdate.exe
上記の対応策はシステムへの深刻な影響を及ぼす可能性がございますので実施される場合は事前に十分なバックアップなどを行ってから実施される事をお勧めいたします。
また、上記対応策はシステムへの深刻な影響を及ぼす可能性がある事をご承知の上、自己責任で実施頂く様お願い申し上げます。

   

<対応策B>Biz/Browserの再インストールを行います。
Googleアプリケーションをアップデートした場合には、Biz/Browserを 再インストールし、拡張子「CRX」の再登録を行っていただきますようお願いいたします。

[ 回避策 ]
   

Google アップデータでのアップデートを行っていても「CRX」拡張子を削除されないようにするには、 以下のいずれかを実施していただきます。

 CRXファイルをバージョン付拡張子(「CRX50」「CRX41」「CRX40」「CRX31」)に変更する
 バージョン4.3.0.2より追加された「CRSEXT]拡張子ファイルを利用する
  (「CRSEXT」は「CRX」と同等の機能になります)