Biz/Designer Mobileはバージョン管理ツールCVS(Concurrent Version System)(※1)のGUIフロントエンドを搭載しています。
CVSは本来コマンドラインベースのアプリケーションであるため使用には相応の知識が要求されますが、Biz/Designer Mobileがこれらの機能を覆い統合する形でCVSのコマンドをコマンドプロンプトより入力することなくオペレーションできるようになっています(※2)。
ソース管理機能を利用することによってマスターファイルの保護、バージョン管理と、履歴管理、修正差分のマージ、競合解決のサポートなどを行うことができます。
しかしながら、ソース管理機能は万能ではありません。ある程度の概念の理解と運用ルールに基づいた利用が必要となります(※3)。この章ではソース管理機能におけるプロジェクト開発例について記述します。
以下、「ソース管理」はBiz/Designer
Mobileにおけるソース管理機能を示します。また、各機能に対してはCVSの概念における名称とは異なるBiz/Designer
Mobile独自の呼称を使用します。
1章「ソース管理」メニューも併せてご参照ください。
※1 CVSはGNU General Public License version 2(またはそれ以降)が適用されるフリーソフトウェアです。詳しくはCOPYINGファイルをご覧ください。また、弊社ではCVSのサポートは行っておりません。
※2 CVSの全機能をサポートしている訳ではありません。
※3
Biz/Designer Mobileのコマンドを使用せず、独自にCVSコマンドを発行された結果、管理情報に影響を与えた場合の動作は保証いたしません。