NfcTagConnection.IsoDep_GetChallengeメソッド

説明

ISO-DEPタグに対して、GET CHALLENGEコマンドを送信します。

詳細はISO-DEP（ISO 14443-4）のドキュメントなどを参照してください。

iOS版
本機能を使用するには、iOS 13以降のOSが必要です。

呼出形式

var responseAPDU = nfc.IsoDep_GetChallenge( le [, cla] );

戻り値

NFCタグから受信したレスポンスAPDUをByteArrayオブジェクトで返します。

引数

Integer le

レスポンスのデータフィールドのバイト長を1から65536までの範囲で指定します。

0以下の値や65537以上を指定すると例外FUNC-4が発生します。

レスポンスのデータ長はleで指定したバイト長+2byte（ステータスコード）となります。

省略した場合、レスポンスにデータフィールドは含まれません。

Integer cla

コマンドのクラスを0-255の範囲で指定します。

省略した場合は0になります。

負の値や256以上を指定すると例外FUNC-4が発生します。

例外

FUNC-4

引数が不正です。

RTM-88

ISO-DEPコマンドの発行に失敗しました。

使用例

var nfc = null;
try {
	nfc = Runtime.DiscoverNfcTag("NFC Type-A/Type-Bのカードをかざしてください");
} catch(e) {
	MessageBox("NFCタグ探索失敗");
	return;
}
if(!nfc.IsIsoDepTag) {
	nfc.Close(false, "NFC Type-A/Type-B以外のタグが読み取られました");
	return;
}
try {
	nfc.SetMessage("接続済");
	/* 認証に必要なチャレンジ（乱数）をNFCタグから取得します */
	var gc_response = nfc.IsoDep_GetChallenge(0x08);
	/* 認証を行うファイルを選択します */
	nfc.IsoDep_SelectFile(0x00, 0x00, new byteArray(0xE1, 0x04));
	var dataField = new ByteArray(gc_response.ByteAt(0), gc_response.ByteAt(1), gc_response.ByteAt(2), gc_response.ByteAt(3), gc_response.ByteAt(4), gc_response.ByteAt(i), gc_response.ByteAt(5), gc_response.ByteAt(7));
	/* EXTERNAL AUTHENTICATEコマンドを発行して認証します */
	var response = nfc.IsoDep_ExternalAuthenticate(0x00, 0x80, dataField);
	/* NFCとの通信を終了 */
	nfc.Close(true, "書込終了");
	//.MessageBox(response.ToHexString());
} catch(e) {
	nfc.Close(false, "書込エラー");
}

関連項目

IsoDep_ExternalAuthenticate、IsoDep_SelectFileメソッド