API version 4

Object.PostEventメソッド 変更履歴

iOSAndroidWindows

 

説明

オブジェクトにイベントを送ります。

 

このメソッドにより、CRSプログラムから任意のタイミングでイベントを発生させることができます。

イベントはイベントキューを経由して対応するイベントハンドラに渡されます。詳細はイベントとイベントハンドラを参照してください。

 

ユーザ定義のイベントを送る場合は、Reasonプロパティのイベント番号はシステム定義のイベント番号と重複しないようにUserEventで示されるコード番号以降(UserEvent+1など)を使用してください。

 

システム定義のイベントを送る場合は、evにはイベント名をそのまま指定できます。

 

イベントハンドラ内でPostEventメソッドを引数なしで呼び出すことで、そのイベントを親オブジェクトに転送できます。

 

呼出形式

obj.PostEvent( [ ev [, mode]] )

 

戻り値

なし

 

引数

Event ev

送付するユーザ定義イベントのEventオブジェクト

またはシステム定義イベント名

省略時はイベントをそのまま親オブジェクトに転送します。

 

integer mode

イベントをキューに追加する方法を指定します。 *1

以下の値の組み合わせを指定します。省略した場合はObject.POST_DEFAULTとなります。

 

定数

説明

Object.POST_DEFAULT

0

従来通りイベントをイベントキューの一番後ろに追加します。

Object.POST_FRONT

1

イベントをイベントキューの先頭に追加します。

イベントを即時に発生させたい場合に指定します。

Object.POST_UNIQUE

2

発信元オブジェクトが同じで同種のイベントがイベントキューに存在する場合、イベントをキューに追加しません。

イベントが大量に発生すると、イベントキューにイベントがたまり他のイベントの発生が遅れる場合があります。

Object.POST_UNIQUEを指定することでイベントキューにイベントがたまりすぎることを防げる場合があります。

 

evを省略する場合には指定しないでください。

 

例外

なし

 

 

使用例

/* ユーザ定義イベント */
PostEvent(new Event(UserEvent + 1, "AppEvent1"));
 
/* システム定義イベント */
PostEvent(Touch);
 
Function OnAppEvent1(e) {
    print("AppEvent1\n");
}
Function OnTouch(e) {
    print("Touch\n");
}

 

関連項目

Eventクラス

 

 

変更履歴
*1 API version 23から仕様変更されました。


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