API version 4

Decryptor.DecryptStringメソッド変更履歴

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説明

暗号化されたデータを復号化します。

このメソッドはスタティックメソッドです。オブジェクトを生成せずに呼び出すことができます。

 

Encryptor.EncryptStringメソッドで暗号化した結果(Base64形式の文字列)を復号化します。

passcalgにはEncryptStringメソッドで暗号化したときと同じものを指定します。

 

呼出形式

var data = Decryptor.DecryptString( data, pass, calg [, iv] )

or

var data = Decryptor.DecryptString( data, key, calg [, iv] )

 

戻り値

復号化した文字列を返します。

 

引数

String data

復号化するデータ(Base64形式の文字列)

 

 

String pass

暗号化アルゴリズムがAESの場合、指定した文字列で作成されたハッシュ値(SHA256)から、calgで指定したキーの長さに応じた暗号化キーを作成します。

 

それ以外の場合、4文字以上56文字以下のパスワードを指定します。

 

 

ByteArray key

暗号化アルゴリズムがAESの場合、バイト列を暗号化キーとして扱います。

キーの長さはアルゴリズムによって異なります。

 

それ以外の場合は文字列として解釈し、passの場合と同じ動作となります。

 

 

integer calg

以下から暗号化アルゴリズムを1つ指定します。

定数

説明

Decryptor.CALG_BLOWFISH

0

BlowFish

Decryptor.CALG_BLOWFISH2

5

BlowFish(Raw Mode)

Decryptor.CALG_BLOWFISH3

6

BlowFish(PKCS#5パディング)

Decryptor.CALG_AES128*1

7

AES128(PKCS#7パディング)

暗号化キーをByteArrayで指定する場合、キーの長さは128bitである必要があります。

Decryptor.CALG_AES192*1

8

AES192(PKCS#7パディング)

暗号化キーをByteArrayで指定する場合、キーの長さは192bitである必要があります。

Decryptor.CALG_AES256*1

9

AES256(PKCS#7パディング)

暗号化キーをByteArrayで指定する場合、キーの長さは256bitである必要があります。

 

 

ByteArray iv

AESの初期化ベクトルを指定します。

最大で16バイトを使用します。ivの長さが16バイトに足りない場合、もしくは省略された場合は、不足分をBiz/Browserで固定の値で埋めて初期化ベクトルを作成します。

 

例外

CRS-34

メモリ不足です

 

SEC-2

暗号化アルゴリズムが不明です

 

SEC-3

パスフレーズが不正です

 

SEC-11

復号化操作を完了できませんでした

 

SEC-13

セキュリティプロバイダでエラーが発生しました

 

使用例

var dec = Decryptor.DecryptString("復号化するデータ", "pass", Decryptor.CALG_BLOWFISH);

 

関連項目

 

 

 

変更履歴
*1 API version 22から追加されました。


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