API version 1

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append

指定したオブジェクトを子オブジェクトとしてオブジェクトツリーに接続します。

オブジェクトツリーに接続されたオブジェクトは、変数スコープが消失しても削除されなくなり、オブジェクトツリーからいつでも参照できます。オブジェクトを永続的に保持したい場合はオブジェクトツリーに接続してください。接続したオブジェクトはdeleteメソッドで削除できます。

多くのオブジェクトをオブジェクトツリーに接続するとメモリ効率が悪くなり、動作も遅くなる場合があるので注意してください。

呼出形式一覧

呼出形式

説明

void append(reference child[, string name])

childを子オブジェクトとしてname名でオブジェクトツリーに接続します。

戻り値一覧

戻り値

説明

void

なし

引数一覧

引数

説明

child

接続する子オブジェクト。以下のオブジェクトは指定できません。

  • 階層構造の規定に反したオブジェクト

  • すでに別の親オブジェクトに接続されているオブジェクト

  • 配列の要素オブジェクト

name

子オブジェクトの名前。省略時は無名オブジェクトとなります。 すでにchildに名前が付与されている場合は指定できません。 接続する同一階層に同じ名前のオブジェクトがあると例外が発生します。

例外

コード

説明

SYS-20:2

子オブジェクトを追加できないオブジェクトです

SYS-20:3

他のオブジェクトの子オブジェクトをappendしようとしました

SYS-20:7

'xxxx'のインスタンスは、'yyyy'の子オブジェクトとして接続できません

SYS-20:10

'xxxx'にはn個以上のyyyyは接続できません

使用例

function onTouch(e) {
    var child = new Array(1, 2, 3, 4, 5);
    append(child, "TheArray");
}

関連項目

deletedeleteChild メソッド



使用例 CRSダウンロード

Form object_append {
   x = 0;
   y = 0;
   width = 800;
   height = 600;

   Button button1 {
           x = 16;
           y = 16;
           width = 96;
           height = 32;
           title = "実行";

           function onTouch(e) {
                   var child = new Array(1, 2, 3, 4, 5);
                   # childを"The Array"のオブジェクト名でappendします
                   append(child, "The Array");
           }
   }
}