説明 |
IME入力を受け取るTextBoxオブジェクトを指定し、IMEに渡されたキー入力を利用するためのメソッドです。このメソッドによって、漢字のフリガナ特定を行うことができます。 IME入力を受け取るTextBox(またはその派生クラス)オブジェクトからメソッドを実行し、別のTextBoxオブジェクトに指定表示形式で自動入力します。 自動入力対象オブジェクトへの入力は、IME入力に従います。英字変換した場合もキー入力した通りに入力されます。(例:"aiu"→ "アイウ") アルファベット入力を行うには、IME入力オブジェクトのIMEを無効化する必要があります。 IME入力確定後の入力文字列に対する編集は、自動入力対象オブジェクトには反映されません。確定後の新たなIME入力は、自動入力対象オブジェクトに追加入力されます。IME入力オブジェクトがクリアされた場合は自動入力対象オブジェクトもクリアされます。 IME入力オブジェクトにおいてTouchイベントが発生すると、自動入力対象オブジェクトでもTouchイベントを発生します。 IME入力オブジェクトのプロパティにより、自動入力は以下のように制御されます。 1. Formatプロパティが指定されている場合、自動入力もそのFormatプロパティに従った書式で表示されます。 2. InputMode、MaxLengthプロパティは有効です。下記は「東京都豊島区東池袋1−23−4」とIME入力した場合の例です。
より追加されました ではサポートされていません |
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呼出形式 |
TextBox1.SetIMECompObject( obj [, mode [, showRealtime ] ] ) |
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戻り値 |
なし |
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引数 |
TextBox obj |
自動入力対象となるTextBoxオブジェクト TextBox(またはその派生クラス)を指定できます。nullを指定すると設定が解除されます。 |
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integer mode |
表示形式 $KANA:半角カタカナ $DKANA:全角カタカナ $DHIRA:全角ひらがな 省略時は$DKANAです。数字や記号等のキー入力も省略されません。 |
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boolean showRealtime |
自動入力のリアルタイム実行制御 $FALSE:IME確定時のみ変換 $TRUE:IME入力をリアルタイムに自動入力 |
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例外 |
PKG-54 |
有効なTextBoxオブジェクトが指定されていません |
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使用例 |
TextBox TextBoxShow { /* 自動入力用 */ X = 8; Y = 140; Width = 136; Height = 24; } TextBox TextBox1 { /* IME入力用 */ X = 8; Y = 40; Width = 136; Height = 24; IMEMode = $DHIRA; SetIMECompObject(^.TextBoxShow, $DKANA, $TRUE); }
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関連項目 |
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