Root.InputTimeoutプロパティ

 

入力操作のタイムアウト時間を指定します。

初期値は120ミリ秒です。このプロパティは、ほとんどの場合変更する必要はありません。

 

Biz/Browserは、キー入力およびマウスクリックの入力操作と、スクリプトの実行を同時には処理しません。入力操作時にスクリプトが実行されていた場合は、一定時間スクリプトの終了を待ち、それでもスクリプトが終了しない場合は、入力操作を破棄します。

InputTimeoutプロパティはこの待ち時間を変更できます。

 

キー入力やマウスクリックで動作するイベントハンドラ内で負荷の高い処理を行うなど、ある程度長い時間入力が保留されることがあり、その入力を破棄したくない場合には、InputTimeoutプロパティを長めに設定します。

逆に、連続するキー入力やマウスクリックで後続のイベントをできるだけ発生させたくない場合には、InputTimeoutプロパティを短めに設定します。

 

InputTimeoutプロパティは、入力操作とスクリプト実行のバランスをとるための微調整の機能です。InputTimeoutプロパティの設定で、入力イベントの破棄を完全に抑止したり、連続するイベントを完全に破棄することを保障するものではありません。

 

InputTimeoutプロパティの設定が必要となる多くの局面は、「イベントの発生順序は保障されない」というCRSの基本ルールと矛盾します。InputTimeoutプロパティの設定を行う前に、処理方式の見直しを検討してください。

 

InputTimeoutプロパティは、80ミリ秒から1000ミリ秒の範囲で指定することができます。

設定値はLoginメソッドの呼び出しでBiz/Browserが初期化されると、120ミリ秒にリセットされます。

 

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