Root.HardCopyメソッド

説明

画面のハードコピー（画面キャプチャ）をプリンタに出力します。

画面イメージに加え、ハードコピー印刷時の補足情報を付加することができます。

ハードコピーは常にプリンタから出力されます。プレビュー画面やイメージファイルには出力できません。

より追加されました

プリンタ名に特殊な仮想プリンタを指定することにより、印刷ではなくImageオブジェクトとしてハードコピーを取得することができます。

より追加されました

ではサポートされていません

呼出形式

//.HardCopy( [ mode [ , option [ , comment [ , printer ] ] ] ] )

または

var img = //.HardCopy( mode, 0, “”, “@image” ) より追加されました

戻り値

なし

引数

integer mode

印刷する対象を以下から選択します。

定数	値	説明
$HC_FORM	0	RootオブジェクトのFormオブジェクトを印刷します。ウィンドウ枠やタイトルバーなどは印刷されません。
$HC_WINDOW	1	Biz/Browserウィンドウをそのまま印刷します。ウィンドウ枠やタイトルも印刷されます。 Internet Explorer内で動作している場合は$HC_FORMと同じ動作となります。
$HC_DESKTOP	2	デスクトップ全体を印刷します。
$HC_DIALOG	3	最上位にあるダイアログ単体を印刷します。ダイアログが表示されていないときの動作は不定です。より追加されましたでは使用できません

modeを省略した場合は$HC_FORMの動作となります。

integer option

印刷に含める補足情報を以下の組み合わせで指定します。

定数	値	説明
$HC_VERSION	1	Biz/Browserのバージョン情報を印刷します。
$HC_INFO	2	Windowsのバージョンとコンピュータ名を印刷します。
$HC_DATE	4	現在日時を印刷します。
$HC_COMMENT	8	コメントを印刷します。コメント本文は*commentで指定します。 $HC_COMMENTを指定しない場合はcomment*は印刷されません。

また、印刷する用紙の向きを以下から選択します。

定数	値	説明
$HC_VERTICAL	256	縦方向に印刷します
$HC_HORIZONTAL	512	横方向に印刷します

用紙の向きを指定しない場合はプリンタのデフォルトの向きとなります。

optionを省略するか0を指定すると、補足情報は何も印刷されず、用紙方向はプリンタのデフォルトの向きとなります。

複数の補足情報を指定する場合、以下のように加算して指定します。

$HC_VERSION + $HC_DATE + $HC_HORIZONTAL

String comment

ハードコピーに補足して印刷するコメントを指定します。

optionに$HC_COMMENTを指定した場合のみ有効です。

String printer

出力先のプリンタ名を指定します。

プリンタ名はgetPrinterList関数で取得できます。

printerに空文字列かnullを指定した場合はプリンタ選択ダイアログが表示されます。ユーザは任意のプリンタを選択できます。

printerを省略した場合はBiz/Browserに設定されている通常使うプリンタに出力します。Biz/Browserの通常使うプリンタはsetDefaultPrinter関数で設定します。

より以下の指定が可能になりました。

特殊なプリンタ名として”@image”を指定することにより、ハードコピーの結果をImageオブジェクトとしてメソッドの戻り値で取得することができます。

例外

PKG-39

プレビュープリンタへ出力することはできません

PKG-40

エラー終了しました

PKG-41

プリンタが見つかりませんでした

PKG-42

プリンタが開けませんでした

PKG-43

プリンタジョブを開始できませんでした

PKG-44

メモリが不足しています

使用例

//.HardCopy($HC_FORM, $HC_VERSION + $HC_COMMENT, "TEST", null);