入力モード(アクティブセルのテキストの編集状態)を設定します。
入力モードをONにする場合は$TRUE、OFFにする場合は$FALSEを指定します。
初期値は$FALSEです。
・セル上でのキー入力
・セルのダブルクリック
・EditModeプロパティに$TRUEを設定
・Enterキーを押す
・別のセルがアクティブになる
・フォーカスを失う
・EditModeプロパティに$FALSEを設定
入力モードがONになるとEditModeOnイベントが発生し、OFFになるとEditModeOffイベントが発生します。
入力モードがONになったときにセルの内容を全選択させたい場合は、EditModeReplaceプロパティを設定します。
EditModePermanentプロパティに$TRUEを設定すると常に入力モードがONになるため、EditModeプロパティは無効になります。
入力モードがONになるにはSSpreadオブジェクトがフォーカスを受けている必要があります。フォーカスが無い状態でこのプロパティを$TRUEにしても入力モードはONになりません。
例えばButtonクラスのOnTouchイベントで以下のように記述してボタンをクリックした場合は、入力モードはONになりません。ボタンのクリック時にフォーカスがボタンに移動するためです。
Button Button1 {
Function OnTouch(e) {
^.SSpread1.EditMode = $TRUE; /* ONにならない */
}
}
以下のように、直前にSetFocusメソッドでフォーカスを設定しても結果は同じです。SetFocusメソッドを呼び出した時点ではフォーカスの変更は行われないためです。(実際のフォーカス変更はOnTouchイベントハンドラの終了後に行われます)
Function OnTouch(e) {
^.SSpread1.SetFocus();
^.SSpread1.EditMode = $TRUE; /* ONにならない */
}
ButtonクラスのAltKeyプロパティに指定したキーを押してTouchイベントを発生させた場合は、ボタンにフォーカスは移動しません。このとき、SSpreadオブジェクトにフォーカスがあれば入力モードはONになります。
Button Button1 {
AltKey = $F06;
Function OnTouch(e) {
^.SSpread1.EditMode = $TRUE; /* SSpreadにフォーカスがあればONになる */
}
}
関連項目
EditModePermanent、EditModeReplaceプロパティ